三百五番槍 赤備えを巡る対立
「3月のライオン」という漫画が気になってます。
読んだことのある方は大まかでいいので感想を頂けると嬉しいです。
なんか泣ける漫画なんでしょうか?
近所に古本屋が無いのが痛いです…。
興味本位でやった性格診断で「ワガママな子供がそのまま大人になったような性格」と言われてグサッときましたが、いつもの通り書きましょう!
武田勝頼の死によって滅んだ武田家。
それに仕えていた多くの家臣たちは、敵だった徳川家康へと主君を変えた。
特に、山県昌景率いた「赤備え」という赤い甲冑を身に纏った部隊は優秀であり、家康は誰にこの赤備えを託すかを気にかけていた。
重臣の酒井忠次か、それとも若きエースの井伊直政か。
ここは半分ずつ部隊を分けて二人に託すか。
家康はひたすら悩んでいたのだった。
一人では結論が出ないため、忠次本人に相談することにした。
「なぁ忠次。赤備えだが、おまえに全て託すか、半分を直政に託すかで考えているんだ。どうか自分の損得を考えず、徳川のためを思って意見を聞かせてくれないか?」
「私は見ての通りもう歳です。赤備えは若い直政が全て率いるのがいいんじゃないでしょうか?若い力こそ徳川の力ですよ」
「忠次…。それでいいのか?」
「はい。私なんかより、直政に託してください」
こうして、赤備えは直政が全て統率することになった。
しかし、これを不満と思う者がいた。
重臣の榊原康政である。
「くそう直政め!若いくせに家康様から贔屓されやがって!赤備えは俺のような古くから仕える人間にこそふさわしいというのに!」
そう思っていた。
そして、その不満を同じ重臣だった忠次にぶつけたのだ。
「直政が許せない!あいつ贔屓されすぎだ!今度会ったら刺し違えてやる!」
これを聞いた忠次の目の色が変わった。
「そんなことをしたら、私が貴様の親族全員を斬るぞ!」
「…冗談だよ」
忠次の勢いに縮こまった康政であった。
徳川家家臣の逸話でした。
武田家の家臣は徳川家に引き取られた者が多かったらしいですよ。
赤備えは強い武士の象徴みたいな感じですね。
実際兵もエリートでした。
自分よりも若者に赤備えを託してほしいと言った忠次がかっこいいですね。