三百一番槍 兵はみんな兵法家ですわ
「ばらかもん」アニメ化決定がツイッターで発表されて歓喜し、「ばらかもん」8巻読んで泣きそうになったり。
ばらかもん週間でした。
因みに好きなキャラはヒロとひなです。
1万1000の兵で、8倍の数の敵を破ったことで知られる、北条氏康。
いわゆる「川越夜戦」である。
足利晴氏、上杉憲政、上杉朝定連合軍は氏康の奇襲を受け、見事にやられたのだった。
それから暫く。
氏康は武田信玄と同盟を結ぶこととなった際に、当主同士少し話した。
「いや、氏康殿。先日の河越での戦ぶり、音に聞いております。見事でございました」
信玄は氏康を賞賛した。
「いやぁ、ありがとうございます」
「して、あれはどんな戦略があったんですか?」
信玄が聞いた。
氏康は笑いながらその質問に答えた。
「あれは我が力ではありませんよ。家臣が忠節を誓い、武勇に優れた者が多かったのですよ」
「ほぉ~。家臣を信頼しておられるのですな!」
「それはもう!大切な家臣ですから!」
「戦の前に、軍議はしたんですか?」
信玄はさらに質問した。
「戦前は必ず色んな家臣から意見を聞きます。で、多数決です。家臣には、身分を問わず作戦を思いついたら言うように言ってあります。だからうちは兵はみんな兵法を学んでるんです」
「それは…凄いですな!」
「まぁ、多数決なんで小田原評定とか言われちゃうようなことが起きるんですけどね。あはは」
「小田原評定はあんたが死んだ後の話しだし…」
信玄は家臣を信頼している氏康を少し羨ましく思うのだった。
氏康の逸話でした。
家臣を信頼していたエピソードです。
身分無視だった関係で、誰でも意見を言いやすく、そのおかげでみんな兵法を勉強したんだとか。
来週、八王子城に再訪問します!
メインに行かないと書けないよ!
そして、次の城訪問記は松本城にします!
お楽しみに!