二百九十五番槍 義光公の力石
サブタイトルは義光で「よしあき」と読みます。
「よしみつ」ではありません。
因みに私は「よしみつ」と打って変換しております。
…そっちの方が早いんですもの。
あと、「力石」は「ちからいし」です。
「りきいし」ではありません。
某ボクシング漫画の「徹」とは無関係です。
うちらの世代でどこまで通じるかはわかりませんが有名なので大丈夫だろうと思って珍しく前書きからネタで行ってみました。
「日の本!闘痔の旅!」
「違います!普通に温泉旅行です!それにせめて湯治でお願いします」
日頃の疲れを取りに、蔵王温泉へとやってきた最上義光。
父の義守も同行したが、家臣は最低限のボディーガードのみの同伴だった。
滞在期間中、昼間は鹿狩り、夜は温泉と、楽しんでいた。
そんな時…。
「おい、国の長ともあろうやつが警備が手薄だぞ!」
「多人数で行けば勝てるんじゃね?」
そう考えた盗賊どもが現れた。
人数は数十人。
一気に疲れて眠る義光たちに襲い掛かったのだ。
「何事だ!」
事態が把握できない義守。
「盗賊です父上!この数では我らが不利!ならば我らも戦いましょう」
義光は父にそう言い、自らも自慢の1750グラムもある指揮棒(物理)を持って戦線へと出た。
「行くぜ盗賊!これが物理の力だ!」
通常の刀の倍の重さはある指揮棒を振り回す義光。
これでまず盗賊二人を戦闘不能にした。
「次はお前だ!盗賊隊長!」
義光は一気に攻め込んだ。
そして…。
「喰らえ!物理による重い一撃を!」
「ぐはぁ!一撃がとんでもない重さだぜ…」
なんと盗賊の首領を討ち取ったのだ。
これにより盗賊は撤退した。
「やるなぁ義光!俺なんか怖くて端っこで丸くなって存在感消すので精一杯だったよ。素晴らしい!感動した!帰ったら家宝の宝刀をあげよう」
父から刀を与えられたのだった。
それから後日。
「しかし義光は力があるな。あの岩持ち上げられるんじゃねーの?」
義守が指差したのは大きな蔵王石。
重さは推定190キロ。
因みに、家臣が試したが当然持ち上がらない。
「よし、やってみよう」
義光は石に手をかけた。
そして…。
「よっこらせ!」
軽々と持ち上げた。
「…お前。すごいな」
「でも戦は力より知ですよ」
さらっと言う義光だった。
最上義光の逸話でした。
義光公の力石は現存します。
山形ですね。
指揮棒(物理)で戦ったのは本当です。
刀より重さがあるので扱えるなら強いのではないでしょうか?
この指揮棒も現存します。
明日の夜から北海道に行きます。
といっても明日は空港泊。
8日には帰ってきます。
水曜どうでしょう祭2013への参戦です。
また予約投稿はしておきますね。
7日あたりにしようかと考えてます。