二百七十九番槍 やれるもんなら!
昨日は風邪でダウンしてました。
レポートとテストが重なった時に風邪でダウン。
最悪や~…。
「ほら!お行儀が悪いですよ!もっと姿勢を正して!」
「廊下は走らない!左側通行を!」
榊原康政は、徳川家康の息子である松平信康をたびたび説教していた。
日頃の行いが悪く、それを直すように言っていたのだ。
しかし…。
「うるせー!お前は教師か!」
信康には逆恨みされていたのだ。
そんなある日。
「信康様!食事中にケータイいじらないでください!」
いつものように注意した康政。
だが、この日は信康の反応は違った。
「うるせーんだよいつもいつも!いい加減ぶっ殺してやる!」
そう叫ぶと、都合よく近くにあった弓をもって、康政に向かって構えたのだった。
「それ以上言うなら、放つ」
手には力がこもっていた。
「まったく、あなたのためを思って言っているのに…。どうしてわからないんですか。第一、自分のことを思ってくれる人をぶっ殺したと知れば、家康様が黙ってませんよ。きっとこっぴどく怒られますよ。それでもいいんですか?いいならほら、撃ってみなさい」
全く動じることなく、逆に脅しにかかったのだ。
「ちっ、わかったよ…」
これに屈して、信康は弓を下したのだった。
榊原康政の逸話でした。
信康はキレやすい性格だったのでしょうか。
しかし弓向けられて動じないとはさすがですね。
冷静さを取り戻させるのも康政の話術の中にあったのかもしれません。