二百七十八番槍 どれか一つ捨てるとしたら
レポートとテストの時期となりました。
非常にヤバイです。
そんなわけでいつも通りののんびりペースになります。
テスト終了は8月6日です。
「なぁ、竹千代よ。大将になるために必要なものは3つある」
「…もしかして。3本の矢ですか?」
「違うわ!違う逸話になっちゃうだろ!それは毛利に任せようじゃないか!」
太源雪斎は竹千代(いわゆる徳川家康)に勉強を教えていた。
というのも、雪斎は教育係を務めていたのだ。
「じゃあ、なんですか?」
竹千代が聞いた。
「それはな、『信』と『兵』と『食』だ」
「『信』長と勘『兵』衛と『食』事ですね!」
「一つしかあってねー!しかも無理がある!」
雪斎は突っ込んだ。
「信は心、兵は争い、食は食事だ」
「それは…。兵ですよ。兵があるから戦があるのです。なければ戦は起きません。それに、兵が無くても生きてけます」
「そうだな」
雪斎は頷いた。
「では、信と食ならどっちを捨てる?」
竹千代はその質問に少し考えてから答えた。
「信です。食がないと死んじゃいますから」
すると、雪斎は首を横に振った。
「それは違うぞ!人は食がなくても信があれば生きていける!心が無ければ必ず戦がおきて人類が滅びるだろう」
そして、最後にこう付け加えた。
「他人を信じることが最も大切なことなんだぞ?」
これが雪斎が最も言いたいことであった。
「わかったよ!じゃあ明智さんとか荒木さんとか松永さんとか小早川さんとか、僕は信じることにするよ!」
「信じちゃいけない人たちがたくさん出てきた!」
雪斎に学んだ竹千代は天下を取るまでに成長するのであった。
雪斎の逸話でした。
家康の教育係です。
元坊さんですね。
今川家のブレーンでした。
もうちょっと生きていれば歴史が変わったかもなんですけどね…。
ちょっと残念。