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二百七十五番槍 厠からの呼び出し

小説用のツイッターのアカウントを取りました。

@MisutaSyosetu


こっちはプライベート用アカウントですが、特に見る必要はありません。

@BasaraDoudesho


まぁどっちも見る必要はないんですけどね(笑)


「あのね、あのホントすいません。僕は痔です。いぼ痔切れ痔みたいな感じかな」


そう言いながらトイレに入っていったのは築城の名手として知られる加藤清正。


彼は痔。


トイレに籠る時間が長いので有名だった。


6畳の水洗トイレを持つ武田信玄もトイレに籠る時間が長かったが、信玄の場合は考え事をトイレでしたため。


清正の場合は好きで長いわけではない。


外に塗ったりさっと注入したりできる薬もない。


つまり痛みとの戦いである。


ある日の深夜、いつものようにトイレに長く籠っていた清正は、家臣の庄林隼人しょうばやしはやとをトイレに呼び出した。


「はっ!馳せ参じました!清正様!」


「…なんでトイレまで入ってきた?」


「何となくです」


「…出ろ」


清正はトイレの中から外にいる隼人に命じた。


「この前能を見に行ったとき、お前が連れてた家臣いたじゃん?」


「あ~、いましたね。あいつが何かやらかしました?」


「いや、むしろ逆だよ。あいつ、常に服の下に防具つけてるらしいんだ」


「はぁ、暑いのによくやりますね」


「そうだな。でもそれって、素晴らしい心がけじゃないか!だからあいつに褒美をやってくれ」


「ああ、そういうことですか!わかりました。でも、何故それを今突然このタイミングで…?」


別にトイレから出てからでもいいし、深夜でなくてもいいだろう。


隼人はそう思っていた。


「いや」


清正はそう口にした後に続けた。


「この世の中何がおこるかわからないからな。今自分が死んだらあいつを褒める者がいないと思うとむなしくて…」


「トイレで死ぬとかどこの上杉謙信ですか…。っていうか、今まで忘れててふと思い出したときに忘れないうちに言いつけた…とかじゃありませんよねぇ?」


「そそそ…そんな…わけ…ないよ?」


清正は何となく隼人のいる扉から目を逸らしたのだった。

清正の逸話でした。


出だしのセリフのネタに気付いた君はサイコロを振って旅に出よう!


さて、清正って痔だったんですね。

まぁ人ですし。


武将は人でありキャラではないんですもんね。


しかし「隼人」って今でも通じそうな名前が出てきましたね。


実際ふと思い出して隼人を呼び出した感じみたいです。


しかし…熊本城のトイレで倒れるのはヤバいです。

というのも、万が一トイレの穴に落っこちた場合、それは場外に排出される仕組みになってるんです。


落っこちて死んじゃいます。


でも、常に防具つけてると褒美がもらえるとは…。


心がけって大事ですね。

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