二百七十番槍 信長の上洛、民衆の不安
バイトの送別会に参加しました。
先月辞めた人の送別会です。
…何か後輩に上手く言いくるめられて呑まされました。
そんな気は無かったんですけど…。
足利義昭を利用して上洛することに成功した尾張の将、織田信長。
民衆はこの信長を非常に警戒していた。
「尾張とかいう田舎からうつけが来たぜ…」
「これは都の政治が乱れるかもな…」
「税金があがるのか?」
「さあ。かもしれないし、信長に貢ぎ物を強要するかもしれん」
とにかく民衆は不安だった。
実際、信長が定めた掟は極めて厳しいものだった。
「一銭でも拾ったらコロス」
この一文が象徴している。
いわゆる「一銭切り」である。
民衆は恐れた。
しかし、実際な良い方へと転がった。
「一銭切り怖~…。暫く活動できねー」
一銭切りを怖がり盗賊がニートになった。
さらに、道路で荷物を置きっぱなしにしても盗まれない。
それ程までに都の治安は良くなったのだ。
「あれ?信長、意外に名君でね?」
「確かに…」
「厳しいが、普段盗みなんかしないうちらにとっては関係ないじゃん」
信長の評価は高いものとなったのだった。
信長が意外と名君だった逸話でした。
治安維持にはキツく縛るのが効くんでしょうか。
一銭切りは極端な例ですが…。