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二十八番槍 裏切り金吾

戦国、ちょっと怖い話。


あなたは呪いを信じますか?

「小早川ぁ!この秀吉様の恩を忘れた人面獣心め!3年の内に呪い殺してやる!」


関ケ原の戦いで唯一自害した武将、大谷吉継はそう叫んで腹を切った。



それから暫く月日が流れた。


大谷に「呪い殺す」と言われた小早川秀秋の精神は、完全に崩壊していた。


「町の人はみんな、俺のことを裏切り者だと言う…。貴様らだって、鉄砲撃ち込まれたら裏切るだろ!クソが!」


小早川は苛立っていた。


こんな時は酒や女で気を晴らそう。


こんな時は。


こんな時は…。



「秀秋様、酒や女は程々にして、政治をやってください!あなたは、国の主なのですから!」


我慢の限界に達した家臣が小早川に言った。


「あのさ、お前、家臣だよね?そのくせに、俺に口出しすんじゃねーよ!失せろ!」


小早川は、その家臣を処刑した。


「おい…。このまま秀秋様の下にいて俺たち大丈夫なのか?」


「ダメだ!俺、抜けさせてもらう!」


「俺も!」


いつしか、家臣たちは小早川家を出て行った。



そして、ある日。


「ぎゃー!わー!あー!吉継………!」


小早川秀秋、狂死。


それは、関ケ原の戦いの3年後のことだった。

小早川秀秋は、兄からも劣っており、時より奇声をあげていたらしい…。


何があった?

ニックネームは「あほう様」。


そんな彼、自分の裏切りが天下を決めたことを自覚してなかったと言われています。



大谷吉継が、裏切った小早川軍とぶつかった後自害した時には「恩を忘れた人面獣心」とか「3年以内に呪い殺す」とか色々言われたみたいですよ。


結果、秀秋は関ケ原の3年後に発狂して死んだみたいですけど…。


呪いが効いた…?

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