二百六十一番槍 信長のシェフ
乙葉
「怒られそうですね」
晴美
「怒られるな!」
紗代
「怒られますね」
明日香
「怒られちゃえ!」
ひなた
「…さ、サブタイトルと内容も何か…」
鬨哉
「サブタイトルも内容もパクリがあるな」
ひなた
「…(ヤマト先輩に言われた~)」
「おら三好!貴様さ足利に味方しやがったな!」
そんな理由で滅ぼされた三好家。
勿論、滅ぼしたのは織田信長である。
今回は皆殺しではなく、数人はとっつかまえた。
その中に坪内という料理人が紛れ込んでいた。
「貴様料理人か。もし飯が美味ければ我が方にくるがよい」
そう言って、料理を作らせた。
「いざやゆかん!戦国のクイジーヌ!」
そう決め台詞をはき、坪内は料理を始めた。
完成した料理を信長に差し出す。
…もし不味ければ殺される。
覚悟していた。
緊張の中、信長が料理に口をつけた。
「…これは!こんな水っぽいベチャベチャした飯が食えるかー!」
キレた。
「貴様!成敗してくれる!」
信長は刀を構えた。
「うあー!ちょっとお待ちを!もう一度、もう一度だけチャンスを!ダメなら死にます」
「ちっ…。よかろう。次がラストだぞ」
そう言って坪内は再び料理を作った。
再び信長が料理を口に運ぶ。
すると…。
「はあ~。まるで風が語りかけてくるようだ。うまい!うますぎる!」
信長は坪内の料理を認め、家臣にしたのだった。
「この違いは何だ?」
「一回目は京風の雅な味付けの料理です。二回目のは味が濃い田舎料理風にしたんです」
信長の気分は複雑だった。
はいスイマセンでした。
パクリましたとも!
ごめんなさいでしたー!
信長が料理人を召し抱えた話でした。
やはり尾張は田舎者として見られるんでしょうか?
今じゃ愛知県ですよ…?