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二百五十九番槍 降伏はしない!

ADSにハマりました。


あれは楽しいです。


オリジナルデッキがなぜかガチデッキに対抗できてうれしい限りです。

世の中、悪いことは続くものである。


まず、武田信玄が死んだ。


息子の武田勝頼が後を継ぐことになる。

今から思えばこれが一番悪いことだった気がしないでもない。



さて、信玄が死んで、その葬儀が行われた。


周辺の国にばれてはまずいので秘密裏に行われた。


その葬儀のとき…。


バキッ!


「あ…」


鈍い音を聞いた勝頼ははっとした。


すぐに自分の持つ槍を見た。


「…綺麗な槍だろ…。こいつ、折れてるんだぜ…」


槍が折れるという何とも不吉な出来事が起きた。



悪いことは続く。


「行くぜ、長野。高遠城!」


勝頼は自身の居城である高遠城へやってきた。


その時…。


バキッ!


またしても響く鈍い音。


隣を見るとさっきまで話していたオトモが一人いない。


足元を見ると、橋に大きな穴があいていた。


オトモはそこから落下して落命していた。


「綺麗な顔だろ…?こいつ、死んでるんだぜ…」


勝頼は残念そうに呟いていた。



さらみ!


悪いことはスパイラルする。


日常生活を送る勝頼の元に知らせが届いた。


「勝頼様!浅間大社の杉林から煙が出たそうです!」


「なんだ?火事か?家事か?カジカ?」


「そんなボケいりませんよ…。最後魚の名前だし…。それより、火事じゃないみたいです。何やら武田家滅亡を予感させる煙が上がってたって…。友達の友達が言ってました」


「どんな煙だそれは…。そして聞いた先が都市伝説みたいなんだ…」


「とにかく!最近の勝頼様何かとついてないし!気を付けてください」


すると勝頼は言い返した。


「死ぬ覚悟さえあればもう何も怖くない!武田家を滅ぼせるやつと言ったらどこぞの織田信長だけだろう。でも俺はやつが攻めてきても降伏はしない!…体が軽い。俺、長篠で戦い終わったら甲斐の主要都市を新府城にうつすんだ~」


「死亡フラグ立てまくり!?」


不吉なことが続いてるので気を付けてくださいと言われただけでいちいち滅ぶとかそんな話題になる勝頼が凄い。


そして煙が関係あるかは謎だが、見事武田家は滅ぶのだった。

勝頼の逸話でした。


槍が折れ、煙が上がり、側近が死にました。


ああ、不吉なり。


ちょっとでも占い的なもの信じてたら結果も変わってきたのかもしれませんね。

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