二百五十八番槍 信玄誕生
大学の中間試験ラッシュを迎えようとしています。
ネコのかかってこい!
全てライフで受ける!
信濃侵攻に明け暮れるいつも通りのある日。
武田晴信は驚くべき宣言をした。
「宣誓!我、武田晴信は!正々堂々、出家することを誓います!」
突然のことに驚く家臣一同。
「晴信出家するって」
「晴信ハゲるって」
「晴信スキンヘッドになるって」
口々に述べた家臣たちも明らかに動揺していた。
「誰がハゲか!今回出家するのは他でもない!武田家を仏の力で守り、京から遠いこの地でも偉い地位を保つため!そして何より、占いで今の絶好調は長くもたないと言われたからだ!今後はピークを迎えたあと徐々に落ちるだけとか言われたんだ」
そんな理由での出家だった。
「なんだ、仏崇拝じゃなくて欲望のためかよ…」
家臣はそう思いガッカリした。
そんななかひとりの家臣が思いつく。
「じゃあピークを迎えなきゃいいんですよ!躑躅ヶ崎館の柱を一方上下逆に付けて、『永遠に完成しないからまだピークじゃないよね』って屁理屈言い続けるんです」
「日光東照宮か!しかも屁理屈ってお前!」
突っ込んだ後、晴信は思い出したように付け加えた。
「あ、そうだ。俺今日から晴信じゃなくて『法性院機山信玄大居士』って名前になるから!信玄って呼んでね!」
一番大事なことを付け加えたのだった。
「長ったらしい名前ですね…。信玄ですか。キザンって呼んじゃダメですか?」
家臣が質問した。
「遊○王OCGやってない人には伝わらないネタだからダメ!」
却下された。
こうして後の世には「信玄」で伝わることとなった。
この晴信出家に関して、キリスト教大好き。
それ以外は認めないルイス・フロイスはこう記している。
「晴信が出家した。ハゲにしていつも坊さんっぽい服を着てはいるけど、これは信濃を奪うためのパフォーマンスである」
これだから仏教は~とか、言い出しそうなルイス・フロイスに拍手である。
晴信から信玄に進化した逸話でした。
信玄が最終形態だったはず…。
因みに初期形態は「太郎」と「勝千代」です。
何で幼名二つもあるし…。
キザンとか言われても伝わらないよね~。
私のエースカードですが…。
歴史上の出来事同士でパロディできればいいんですが…そんなに知らないよ~…。