二百四十九番槍 昔に戻ってよ!
もうすぐ300話です!
絵も貰いました!
上田城、松代城、松本城に行きました。
短い見学時間ながらも全部見ましたとも!
途中雪で高速が通行止めだったりチェーン規制だったりと4月の終わりとは思えない天気になりましたが…。
あと、偶然にも胴合橋見ました。
松本城の天守はすごかったです!
豊臣秀吉が朝鮮に出兵した少し後、諸大名を集めての集会が行われた。
その場で秀吉は調子こいたことを言い出した。
「日の本は徳川家康殿に任せたい。わしは朝鮮を治める!」
そんなことを言った。
これに言い返したのが浅野長政だった。
「最近の秀吉様はさながら狐に取り憑かれたようなことをしていますぞ!」
朝鮮出兵の愚かさを言いたかったのだ。
「んだと?もっぺん言ってみろ!」
秀吉は激怒して刀に手をかけた。
「私は殺されても構いません。しかし、朝鮮は言うまでもなく、日の本にだって親や兄弟を戦で失う人々がたくさんいましょう。今だって大勢います。このまま行けば必ずや反乱が起きましょう」
そして力を込めて最後に言い放った。
「昔の秀吉様にお戻りください!!」
それから少し無音の空間が広がった。
それを破ったのは秀吉だった。
「…長政。しばらく自宅から出るな」
長政は謹慎となった。
しかしその後…。
「長政。お前の言う通り九州で反乱が起きた。鎮めてきてくれ」
長政の言った通りになり、謹慎を解かれたのだった。
浅野長政の逸話でした。
秀吉気が短い。
動じない長政もすごい。
朝鮮出兵はそもそも反対意見も多かったんですよ。
後に秀吉も後悔したらしいですし。
狐に取り憑かれたようって言われても納得です。