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二百四十六番槍 引きこもり誘き出し術

今日大学でやる実験で使用するもの。


水道水、腐れ水。


え…?怖いんだけど…。

腐れ…?


触りたくない…。



「デッド オア ダイ」は私のオリジナルネタかと思い込んでたら変猫に持ってかれました…。


返せー!私のギャグをー!


しかしまさか…。

日常的に使っている私のネタが被るとは…。

「政治なんてやってられっか!止めた止めた!」


いじけて叫んだかと思えば、すぐに城の奥に引きこもった男。


何を隠そうれっきとしたお殿様。


大友宗麟である。


家臣の立花道雪に叱られていじけたのだ。


「こら!宗麟様!出て来なさい!」


「嫌だ!面会謝絶だ!お前怒るから嫌だ!」


ずっとこの調子で拉致があかない。


困った道雪。


主君がいじけて引きこもりになって政治をしなくなったなんて笑えない。


そこで一計を投じることにした。


まず、道雪は家臣に命令した。


「国中の美人を集めてくれ!宗麟様のためだ」


そう言われちゃ仕方ない。


国中から美人が集まった。


「宴の準備をするんだ!盛大にな」


なんと道雪は美人を集めて日夜を問わず宴を始めた。


ついに「大友家の魂」とまで言われた道雪までもが女に走った。


みんなそう思った。



その頃当の宗麟は…。


「外が騒がしいよぉ…」


まだいじけていた。


「はい。何でも、道雪様が国中の美人を集めて宴をやっているそうです」


家臣から説明を受けた。


「何っ!?あの道雪が?やっとおにゃのこの魅力が分かったか!あやつも男だね」


そう言って笑った。


しかし、行動は早かった。


「わしもその宴、参加しなければ!国中のおにゃのこが待っている!」


ついに宗麟は引きこもりから脱却した。


「さあおにゃのこたちよ!一緒に遊ぼうじゃないか…」


飛び出した宗麟はすぐに後ろ首を掴まれた。


「やっと出て来ましたか宗麟様…。ちゃんと政治をしてください!第一、いちいちいじけてるんじゃありません!それから…」


道雪は捕まった宗麟にこれでもかと説教したのだった。


しかし宗麟が反省することは生涯無かった。

パラパラと雑誌を見ていたら面白い逸話があったので書いてみました。


何か以前も触れたような…気のせい?


というか何?

このギャグみたいな逸話…。


宗麟しっかりしろー!


因みに、「大友家の魂」というニックネームは史実です。

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