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新入生紹介

昨日は武田信玄の命日でした。


あ、今回逸話ないです。


ただ単純に新入生の紹介がしたいだけです。


城巡り読んでない方は飛ばしちゃっても問題ないですよ。


読んでる方は読まないと次回の城巡りで突然新入生が入ってくることになります。


そう…。

それはまるで「ひだまりスケッチ」の一期を見て二と三を見ずに四期を見た私のように…。

ノリちゃんとナズナちゃん誰~?

昨日は入学式だったようだが、在校生は春休みの一環である。


在校生は入学式があった翌日、始業式を迎える。


始業式の後に行われる対面式。


ここでお互いの顔を初めて見る。


それが終われば…。


慌ただしく動き出す在校生。


昇降口で陣取る、さまざまな紙を持った生徒たち。


部員獲得合戦の始まりである。


ビラ配りは生徒会と兼部している山中鬨哉のお仕事。


部室で構えるおもてなしは、部長たる焙烙晴美と、新二年生の村上乙葉の役割である。


そして友情協力として、拉致はおてのもの!

吉川すみれ。


助っ人として大祝楓。

主にビラ配りに徹している。


現在の歴史研究部+αで万全の布陣を敷いたのである。


因みにすみれは生徒会だが、「生徒会は特に勧誘しなくても入る」という理由で手伝ってくれた。


一年生は必ず部活に入るのがルール(例外有り)なので、どの部活にもチャンスはある。



しかし…。


「来ませんね…」


「ん~…。来ないね」


部室の扉はなかなか開かれない。


とりあえず本を読みながら待つ。


すると、不意に扉が開いた。


「あ~。今年の一年生はキツいわ~。何で外部(そとぶはあんなに人気かね~?」


すみれだった。


「部活ってなんとなく運動部のイメージありますからね…」


乙葉もそう言って軽くため息。


話していたらもう一度扉が開かれた。


「部誌とビラは配り終わったわよ」


「乙葉、誰か来た?」


鬨哉と楓が仕事を終えて戻ってきた。


「まだ来てないよ~」


乙葉が答える。


「ありゃ。まぁ仮入部期間はまだあるしさ」


楓が言うように、確かに仮入部期間自体は今日を含め3日ある。


しかし、大抵が第一希望の部活を見に行って決めるため、事実上1日目に来た人が残り2日間も来る。


2日目に他の部活を見にくる人は第一希望の運動部が思ったよりキツそうとか、そんな理由の人。


でもそういう人はもっと緩い運動部に入るのが大抵。


つまり文化部は1日目勝負なのだ。


「一人くらい来ないかな~…」


晴美がそう呟いてグッと伸びをした時だった。


「あ!晴姉ぇ!何してんの?」


「明日香!?何しに来たの?」


不意に晴美が反応した。


晴美の視線の先には2人の少女が立っていた。


話しているのはそのうちの片方だけ。


赤みがかった長い髪を、一部頭の上で束ねている少女。


それにくっ付いているのが淡いセピア混じりの髪をシュシュで左側に束ねた少女。


先程から明日香の言動に戸惑っているのか、言葉を発していない。


「とりあえず入ってきなよ」


晴美が2人に手招きした。


セピア髪の少女は素早く一礼してから入ってきた。




「はぁ…。先輩の妹さん」


「そうですよ!乙葉先輩!」


自己紹介を終え、軽く部活を紹介中。


話によると、赤い髪の少女は晴美の妹。


名前は焙烙明日香(ほうろくあすかと言うらしい。


もう1人のセピア髪の少女は清水ひなた。


小学校の時から明日香とは仲が良く、たまに焙烙家にも遊びに来てたことから晴美とも知り合いだった。


「晴姉ぇ、新入生入った?」


「全然。明日香が初めてのお客だよ」


晴美はそう言って手を広げた。


「ふ~ん。入ってあげようか?」


唐突にいった明日香。


「え!?」


「どうせ入りたい部活も無いし。楽そうだし。ひなと一緒に入ってあげる」


ひなたには意見を聞かずに話を進めた明日香。


「あ…。えと…。その…」


オドオドしながらも何か言いたげなひなた。


「そんな勝手に決めてもひなが困るんじゃないのか?」


晴美がひなたを気遣う。


因みに晴美は初対面から「ひな」と呼んでいる。


「わ、私は…」


「ひなはテニス部入ろうとしたんだけど、辛そうだから止めたんだ。だから今フリーだよ」


「はい…。(喋らせてもらえなかった…)」


「いやフリーでもだなぁ…。ひなはいいの?」


晴美がひなたに向き合った。


「はい。 テニス部入らないと決めたら、知ってる人がいる部活がいいので…」


ひなた自身も入部してくれるつもりでいたらしい。


実際晴美は明日香の押し付けかと思っていた。


そうでないなら大歓迎である。


「じゃあこれからよろしくね!2人とも!」


乙葉が割って入るように言った。


「よろしくお願いします!」


2人は声を揃えてそう言った。


「そう言えば、晴姉ぇと乙葉先輩しか自己紹介してないよね?」


明日香がそう言った時、再び部室の扉が開いた。


「歴研はここですか?」


「はい、そうですよ」


乙葉がそう言って声の主を出迎えた。


「あ…。三回くらい訪ねて来た方がよかったですか?」


「え?三回?」


「三顧の礼です」


「あぁ、ゴメン。とっさに思いつかなかったよ」


乙葉はそう言って笑い、室内に招いた。


深い青色の髪が左目を覆っている、何だかクールな印象を与える少女。


先ほどから表情を変えないのがそれに拍車をかけているのかもしれない。


変えないというか無表情である。


「えっと。入部希望でいいのかな?」


「はい。他に考えてる部もありませんので」


「じゃあ、もう書いちゃってもらってもいい?」


そう言って乙葉は入部に必要な紙を渡した。


いわゆる入部届である。




「私、尼子紗代と言います」


「紗代ちゃんね。よろしく!歴史は好き?」


「はい。好きですよ。日本史だけですけど」


相変わらず表情は変えない。


というか、書きながらの応答なのでずっと下を向いている。


「書き終わりました」


「はい。ありがとう」


ふと乙葉が晴美の方を見ると、向こうも入部届を受け取っていた。


「お!そっちも終わった?じゃあ自己紹介だ!」


晴美がそう言った。


早速すぎる気がしなくもない。


でも今日は特にやることもないので反対はしない一同だった。


まずは自己紹介の前に部紹介。


これは晴美が担当。


「この部活は歴史について調べたりする部活です。メインは週末に行く城巡りです。有名な城から無名の城までいろいろ行きます。部員は私が部長。二年生の村上乙葉。あと、生徒会と兼部の山中鬨哉。あとの2人は部員じゃなくてお手伝いね。では自己紹介行きましょう」


そんなわけで進む自己紹介。


そして最後に晴美が言う。


「今週は新入生歓迎として江戸城に行きます!9時に学校に集合です!あ、移動費は部費で降りるから大丈夫だよ。その時に顧問の先生も紹介しよう」


これで今日の部活は終了。


「晴姉ぇ。帰ろう!ひなも!」


「あ、うん…!」


「はいよ」


部室に鍵をかけ部室を後にするのだった。



特に晴美の妹が入学してきたことに驚かない乙葉。


盛大にハショッた自己紹介。


乙葉の方はただ書き忘れただけですが、自己紹介には理由有りです。


だってねぇ…。


ここで全キャラのプロフィール改めて書こうかと。


では行きます。



焙烙 晴美 /ホウロク ハルミ


高3。志望校模索中。大学進学希望。唯一武将から苗字取ってないキャラ。

この小説のメインヒロインにして歴史研究部の部長。

普通の女子高生。特に特殊能力は無い。

歴史にやたら詳しい。特に日本史。

作者的には一番頼りにしてるキャラ。説明全部押し付けてます。


「城に行って城だけを見るのは初心者ぞ!」




村上 乙葉/ムラカミ オトハ


高2。成績は悪くない。

この小説のもう一人の主人公。

鬨哉の気持ちに気付くことは無い。だから色恋沙汰も無い。

晴美ほどではないが歴史に詳しい。

素直な性格で友達が多い。小説に出てこないのは場面がないからであって友達がいないからではない。

作者が一番好きなキャラ。見た目じゃなくて使いやすさのお話です。


「やってきました!小田原城!」




山中 鬨哉/ヤマナカ トキヤ


高2。割と普通に優等生。でもその設定が行かされる日が来るかは微妙。

乙葉に密かに思いを寄せる。本人以外にはバレバレ。

生徒会と兼部。本人は真面目な性格で、どっちも手を抜けない。

二つの部活の活動が被った時は、重要そうな方にでる。大抵は生徒会なのは言うに値しない。

歴史研究部を助けるために兼部した。その恩を乙葉は知らない。

報われない感じが素晴らしい愛すべきキャラ。

現在のところ、歴史研究部唯一の男子。本人は気にしてない。意識もしてない。

入った経緯が経緯なので、歴史に興味があるわけではない。でも最近は勉強中。


「でも俺、歴史よく知らないぞ?」




毛利 由佳/モウリ ヨシカ


歴史研究部の顧問。生物教師。

げどーさんを始め名前を「ユカ」に間違われる。たぶんげどーさんはまだ知らない。

生徒から人気有り。赤点つけないから。

生徒相手でも敬語で話す。決して上から目線は無い。

歴史の知識は無い。そもそも理系。

顧問として車を出すことが多い。部活の活動は本人も楽しいと思っている。

スマホが武器。


「今度はどこに行きますか?」




吉川 すみれ/キッカワ スミレ


高3。晴美の同級生。

高校時代からの晴美の友達。ギャルっぽい生徒会委員。

鬨哉を歴史研究部に仕向けた人。

生徒会では会計担当。部費の使い方のチェックをしているようでしていない。

割と適当。でもやるときはやる。

友達思い。結構いい人。

晴美との関係で歴研にたびたび顔を出す。

鬨哉とは以前からの知り合い。


「仕事は鬨哉に任せてきちゃった」




大祝 楓/オオホウリ カエデ


高3。大学は商業系希望。

部活に所属していない神社の巫女さん。

晴美に頼られている。

降霊術はお手の物。

入学してから晴美の友達になった。

すみれと同じく晴美関係で時々歴研に顔を出す。

元は修学旅行編のモブキャラのつもりだったが挿絵の登場で今も残ってるキャラ。

作者が気の迷いで出してしまった巫女さん。


「降霊術!…それっ!」





焙烙 明日香/ホウロク アスカ


新入生その1。

晴美の妹。赤っぽい超ロングヘアー。

ちゃっかり姉と同じ学校に進学。

乙葉のことは姉から聞いていた。

強気な性格だけど弄られキャラ。

ワガママ属性を突っ込みたい。無理かな?ウザキャラにはしたくない。

姉には負けたくない。この設定があれば後々歴史に詳しくすることができて単体で動かせる。

キャラを考えた時点では名前が平仮名でした。

初の作者が直々にキャラデザしたキャラ。

強気。元気っ子。身長はそんなに高くない。

新入生だけで動かす時は主役を張るであろうキャラ。

後に紗代に喰らいつく予定。ライバル心的な意味で。


「晴姉ぇ。部活って週に何回あるの?」




清水 ひなた/シミズ ヒナタ


新入生その2。

明日香に引っ張られる形で入部。

知ってる人がいるし、入りたい部活もないからと入部。後悔は無い。

オドオドしてる。何となく遠慮がち。

セリフを明日香にとられることも日常。

明日香とは昔からの友達。

特に歴史に興味があるわけではない。

作者がキャラデザしたキャラ2号。どうでもいい話、今サイドテールにハマってます。

多分一番扱いにくいキャラになるであろう。覚悟はしてるさ…。

お人好し。歴研最少身長。155センチ。


「えっと…。…はい」




尼子 紗代/アマゴ サヨ


新入生その3。

くノ一っぽくしたい。という後付け設定。

左目を隠してミステリアスに。

クールな印象を与える少女。

表情に乏しい。だからボケをかましたときに分かりにくい。

笑わない。怒らない。無表情。

知識は豊富。歴史好き。頭につけた北条家の家紋「三つ鱗」型の髪留めが物語る。

これを「トライフォース?」と聞かれるのが嫌い。

とにかく冷静。走るのが苦手。

後に明日香の被害者になる予定。勝手にライバルにされる的な…。

げどーさんがやたら「北海道弁にすれば?」と言ってきたキャラ。黒歴史が甦るので却下。

ノリが良いんだか悪いんだか分からないキャラ。

本文中で「三顧の礼」ネタをやった時点で作者の中でキャラ崩壊。ならやるなよ。

大切にしたいキャラクターです。新入生唯一の歴史ファンなので。

不思議な部分が多いキャラ。まだ謎が多い。そこがいい。

もはや無口キャラにするのは諦めました。


「三顧の礼ですよ」




劉 温/リュウ オン


当小説とは全く関係の無い中国人キャラ。

なろうにて連載中の、トランペッターさんが書く「三国志列伝」で登場するキャラ。

二十歳の女性。

皇甫嵩こうほすう周瑜しゅうゆという作者が知らない武将が好き。

虎牢関ころうかんが一番好きな城。

歴史を捏造されたり嘘を吐かれるのが嫌い。まっすぐな性格。

「~アル」が口癖。チャイニーズだから仕方ない。

釣り目とストレートな髪型とチャイナドレスで中国をアピール。中華と言えば肉まんアル。

旅行で来日。江戸城に歴研と一緒に登城予定。

分かり易く言うと、トランペッターさんとコラボ企画やります。

新入生歓迎城巡りについてくる旅行客ってのもなかなか凄い。無理がある。それでもやる。

東京駅で偶然会って、目的も江戸城を巡ることで同じだからせっかくなので一緒に行きましょう的な流れで…。


「ジミーにスポットをもっと当てて欲しいヨ」



新しい仲間が加わった歴史研究部をよろしくお願いします。

江戸城はコラボ企画で参ります。

急に決まったことですが大丈夫でしょう…。

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