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二百三十番槍 さらさら越え

乙葉

「げどーさんから漫画完成との連絡が!」


晴美

「おーそれは楽しみだな!」


すみれ

「ねーハルミン!私も出てるの!?」


晴美

「出てるよ…?」


「私は?出演してる?」


晴美

「う…うん」


鬨哉

「なぁ乙葉?俺出てんの?」


乙葉

「ヤマトも出てるよ!なんか可哀想だった」


鬨哉

「俺に何が起きるの!?」


由佳先生

「漫画は次回挙げるので、是非ご期待ください!」


すみれ

「因みに先生の出番は?」


晴美

「先生は豊富だった!」


楓&すみれ

「くっ…!」

「ヤバい…。やばすぎる…。賤ヶ岳で柴田勝家が負けた!」


戦の結果を聞いて絶望しているのは佐々成政。


何がヤバいって、敵対していた豊臣秀吉が信長の後継者となったこと。


さらに悪いことは重なる。



「何だと?織田信雄殿と徳川家康殿が秀吉と和睦だと!?バカなっ!」


小牧長久手の戦いの結果も思わしくなかった。


「もう一度、家康殿に決起しと貰わなければ!」


成政はそう考え、家康に会いに行くことにした。


しかし、問題がある。


家康がいるのは浜松。

すなわち静岡県。


ここは越中。

富山県。



北は日本海。


西は越前。

カニは敵の前田利家が独占中。


領土に入れば何されるか分からない。


いや、分からなくない。

攻撃される。



東は越後。

敵の上杉景勝が、家臣に豪華な飯を振る舞った後に出陣してくるかもしれない。



南は…。

真冬の北アルプス立山連峰。


周りは敵だらけ。


友達が少ないばかりに敵に囲まれてしまったのだ。


「しかし…。行かなければ…。家康殿に決起してもらわなければ!」


そう思い、成政が選んだ道は…。


「矢とか鉛の弾が飛んで来るよりは進みやすいよね!」


ポジティブシンキングの末のアルプス越えだった。


しかし、冬のアルプス立山連峰は想像を超えていた。


寒さで気どころか命を失う家臣たち。


追い討ちをかける雪崩。


さらには…。


「あれぇ~?悪七兵衛景清がいるぞ~?」


悪七兵衛景清とは、源平合戦で活躍した悪党であり平家の残党だった野郎である。


戦国からかぞえてざっと400年ほど前のおっさんを見たと成政は言うのだ。


寒さでやられて幻覚を見ているのである。



そんな犠牲と苦難の「さらさら越え」の末、成政は家康と面会することができた。


「家康殿!一緒に立ち上がりましょう!我らが手を組むのは、あの上杉謙信と武田信玄が協力するのと同じことなんですよ!だから…」


「嫌だ」


家康は成政の申し出を断った。


熱く語った成政だったが、家康を仲間には出来なかった。


それだけではない。


「成政さ、我ら徳川は織田信長とは同盟関係であり対等な立場であった。それに比べてお前、信長の家臣じゃん?なのに家康様と同じ身分に立とうなんておかしくね?」


などと家康の家臣に文句まで言われた。


「同盟」や「対等」という言葉にツッコミを入れたい気持ちはあったがぐっとこらえ、成政は失意のうちに再びアルプス立山連峰を越えるさらさら越えへと挑んだのだった。

さらさら越えでした。


佐々成政が冬のアルプスを越えたことをさらさら越えと言います。


めちゃ過酷だったらしいです。


矢とか鉄砲が飛び交う場所よりは進みやすい…。


そんなことも無いんじゃ…?


雪崩と寒さで結構な家臣を失ってるみたいです。


さらさら越えの「さらさら」ってなんだっけな~…。


うぅ~…。

すいません。思い出せません…。




話は変わりますが、漫画完成したようです。


次回の更新が漫画になりましょう!


お楽しみに!

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