二百二十八番槍 母か…母は…
最近バイト先に新人さんが入りました。
名前や自分のことを名前で呼ぶあたりが私の元カノと同じでドキッとするのです…。
げどーさんが漫画は何とか終わりそうだとメールしてきました。
背景がわけ分からんとも言ってましたけど…。
間に合うでしょうか?
それは小田原攻め出陣前のこと。
伊達政宗は実の母である義姫に会いに行った。
「おお政宗。よく来たな。ささ、料理を作ったから食べていきな」
義姫は政宗を手料理で歓迎した。
「おー!これは久しぶりの母の味!では、いただきます!」
政宗が料理に口を付けた時、事件は起きた。
「あぐぅ…。腹痛ぇ~。腹痛が痛ぇ~」
政宗はお腹をさすりながらその場に倒れたのだ。
「なっ…?義姫様?何したんですか?」
政宗の家臣が慌てる。
「ちょっと毒を…」
独眼の政宗を嫌い、政宗の弟にあたる小次郎を嫡男したい義姫は、毒を盛るという強行手段に打って出た。
「さあ政宗!小次郎ちゃんに嫡男を譲りなさい!」
「ちっ…。まだ死ねるかよ…」
そう言うと、政宗は食べたものを全て吐き出し、何とか命は助かった。
「さて、母を殺すのは気が引けるな…」
政宗は毒殺未遂事件の後処理に頭を抱えていた。
「かつて父親も殺してますしね~」
家臣がそう言うように、政宗は父親もかつて殺している。
「これ以上世間に変な噂が流れるとまずいか…。それなら」
政宗は決めた。
「母が好きな弟殺せばいいじゃない!」
小次郎を殺処分すると…。
小次郎にとってはいい迷惑である。
結果、政宗は義姫が実家の最上義光のところへ逃げるのを追いはしなかった。
政宗毒殺未遂事件でした。
父親殺したってのは半ば事故ですけど…。
この事件自体異論があります。
最上義光が政宗を殺して小次郎を嫡男にしようとした、最上義光黒幕説。
さらには政宗自体が母の愛情を受ける小次郎を邪魔に思って、殺す言い訳を作った政宗自作自演説。
政宗が義姫に送った手紙では、親子らしい恨みつらみの無い文面が記されていたり、未だ謎が多い事件です。