二百二十四番槍 信頼の証
久しぶりに高校の友達と遊んできました。
楽しかったですね~。
みんな変わってないんだもの!
そして明後日はディズニーというね(笑)
楽しいことは大歓迎です!
「おい待てコノヤロー!」
「ひぃぃ!」
ある日、武田家は騒然としていた。
武田信玄の家臣である、南部下野守。
こいつが家臣を処刑しようとしたところ、家臣は逃げ出した。
南部がそれを追い掛けていたのだ。
家臣は足では逃げきれないと見るや、刀を抜いて小屋に立てこもった。
「これで安心か…?」
「ほう。安心なのか」
ホッと一息つこうとした家臣だったが、振り返るとそこには天才軍師と名高い山本勘助が立っていた。
「うわっ!ヤバい!」
そう判断した家臣はとっさに刀を抜いて勘助に切りかかった。
「甘いわ!」
勘助も即座にそばにあった木の枝で応戦した。
結果はさすがと言うべきか。
僅かながら怪我はしたものの、家臣を捕らえて南部に突き出した。
誰もが当然感謝を述べると思っていた。
しかし、現実は違った。
「べ、別に頼んでないし!ていうか、軍師のクセしてダメージ受けるとか、大したことないんじゃないの!?」
逆に悪口を言い振りまいたのだ。
これを聞いた信玄はキレた。
「例えダメージを受けようが敵を倒すのが軍師というものだ!肉を切らせて骨を断つと言うだろ!刀を持った相手に木の枝で勇敢に戦った勘助をバカにするなど我が許さない!」
そう言って、南部は甲斐の国から追放されたのだった。
山本勘助が体を張った逸話でした。
てか南部下野守の性格が悪すぎる。
「ありがとう」は大切な言葉ですよ!
本来は死刑になるはずが、こいつを殺すと勘助も迷惑に感じるだろうと追放という形にしたらしいです。