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二百十九番槍 鳥を集めよ!
明日は大学の友達とカラオケだー!
初めてですわ。
いつものように鷹狩りをしようとした豊臣秀吉。
しかし、最近は少しご不満の様子。
「最近、鳥が少なくない?イマイチ収穫がないような…」
家臣にそう漏らしていた。
「そうだ!いいこと思いついた!」
そういい、家臣から紙と筆と墨を都合よくもらい、手紙を書き出した。
「何を書いてるんですか?」
「いいからいいから!これを九州の島津に届けてくれ!」
「は、はぁ…」
家臣は秀吉から手紙を受け取り、遠く薩摩に届けた。
手紙を受け取った島津はきょとんとしていた。
「はぁ…。九州にいる鳥を鉄砲で脅し、大阪まで追い立てよとは…」
不可能である。
殿下は本気で言ってるのだろうか…。
まぁ、従わないわけにはいかないので、取りあえず銃を放つことに。
ダァン!
銃声が響く。
一応鳥は逃げた。
しかしやはりその程度である。
「はぁ…。相変わらず鳥の数は増えないなぁ…。やっぱ無理か…」
秀吉は残念がった。
秀吉の大胆な計画でした。
いや無理でしょ…。
普通に無理でしょ!
ツッコミ所満載の逸話でした。