二百十一番槍 これからも自由にどうぞ
「ヤマノススメ」というアニメが始まりました。
知ってるところが出てきましたよ!
あの花のカラオケに近い場所ですわ。
もはやアニメ押しの埼玉であります。
「殿下!今日に変わったやつが現れたそうです!町中の人気者らしいですよ」
「ほう。それは是非会ってみたいな。できるだけ変わった服装で来るようにと伝えといてくれ」
豊臣秀吉のもとにそんな一報が入り、興味をもって聚楽第に呼び寄せることにした。
さて、どんな奴が来るのだろうか…。
秀吉は楽しみに待っていた。
暫く待つと、突然ふすまが開かれ、男が一人入ってきた。
虎皮を羽織り、なぜか髷を90度ずれた位置、つまり横で結っていた。
「私は前田慶次といいます。お呼びいただきありがとうございます」
そう言って、慶次は秀吉の前に平伏した。
顔を90度曲げて。
こうすると、髷は垂直に立って見えるのだ。
「はっはっは!お主が最近現れた傾奇者じゃな。前田慶次というのか。面白い!気に入った!」
「ありがとうございます。では少々着替えてまいります」
そう言って、慶次はしばし引っ込んだ。
その後、慶次は先ほどとは見違えるような正装を身にまとい現れた。
「殿下からのお墨付き、まことにありがとうございます」
作法通りのあいさつをした慶次だった。
「いやいや、これからも気の向くままに傾いてくれ」
そういって秀吉から褒美を与えられたのだった。
傾奇者…。
いわゆる不良みたいなもんっすね。
江戸時代だと規制の対象となります。
戦国の世では一目置かれてたんでしょう。
最近キーボードの「k」が調子悪い…。
打ちにくくて仕方ないです…。