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二百五番槍 優柔不断が招いた死

乙葉

「ついにこの小説も最終話です…」


晴美

「嘘だろ!そんななんで急に…」


「待って!まだ私そんなに出番もらってないわ!」


すみれ

「私だってそうよ!」


由佳先生

「本当に終わりなんですか…?」


鬨哉

「おいっ!終わりってどういうことだよ乙葉!?」


乙葉

「だって…。今日は2012年12月20日…。明日で人類滅亡だよ!」


晴美

「ああ…。なんだ、そういうことか。マヤ人だって永遠に暦は書けないんだから許してあげようよ」


鬨哉

「人類滅亡?笑わせるな!むしろマヤの暦が今まで続いてたことに拍手すべきだろ…」



因みに、私はこのマヤの予言というものは一切信じておりません(笑)

「体の調子がすこぶる悪い。でもここは戦に参加せねば我が家はヤバい」


病体ながらも徳川家康の元へと馳せ参じたのは毛利輝元。

関ヶ原の戦いで名目上の西軍大将を務めた武将である。


今度の戦は大阪城攻め。


それも豊臣VS徳川である。


誰が見ても徳川有利。


そんなわけで、輝元は家康側についたのだが…。


「あぁ…。かつて五大老にまで選出してくださった豊臣家を裏切るのは申し訳が立たない…。そうだ!」


輝元はひとつ思いついた。


そして家臣である内藤元盛を呼び寄せた。


「なぁ、元盛。お前に豊臣家に内通してもらいたい。金を豊臣に届けてくれ」


「わっかりましたー!」


輝元はこうして密かに豊臣家に協力したのだ。



その後、戦は豊臣家の滅亡という形で終焉を迎えた。


しかしこの時、輝元の内通が明るみに出たのである。


「おい輝元!てめぇ内通してたんだってなぁ…。毛利家、どうなるかなぁ?」


家康は輝元を呼びつけ、毛利家の取り潰しを言いつけるつもりであった。


「じ、事実無根!私がそそそ…そんな…。ねぇ。な…なな…内通なんて…。すす…す、するわけなゐってゐうか?家臣が勝手にやったんでぇ~…」


「めちゃくちゃ怪しいがまぁいい…。なら、その家臣を差し出せ!」


輝元はそう言われ、慌てて元盛の所在を調べ上げた。


そして…。


「切腹しろおら!元盛の息子!お前ら二人共だ!」


なんと、元盛だけでなくその二人の息子まで切腹させた。

口封じのための犯行。


「…これが内通者の首です」


そう言って輝元は元盛の首を家康に差し出したのだった。

一応言っておきますが終わらせる気はさらさらありません。

前書きで誤解されるとまずいので…。


さて、やっと見っけた輝元の逸話です。


優柔不断な性格だったみたいです。


その結果デッドエンド。


元就は名将でしたが輝元は目立った逸話が無いです。

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