二百三番槍 戦国引きニート
選挙っすな~。
ま、私は選挙権無いので…。
正直都知事が誰になるかの方が気になります。
誰かさんが作った青少年条例…あれなんとかならんかね?
ついには「二次元のキャラにも人権を認める」的なものまでやろうとしてるそうな…。
ワンチャン「○○は俺の嫁」が実現する…わけないよね~。
でも、人権認めるってそういうことでは…?
大阪冬の陣。
豊臣秀頼と徳川家康の直接対決。
豊臣方は地方の浪人をかき集め、一大勢力を築いた。
しかし、城内では…。
「秀頼様。各地から浪人が我が豊臣の為に集まってございます」
家臣から報告を受けた秀頼。
「わかった」
それだけ言うと、部屋に引き籠もった。
集まった浪人に面会すらしなかったのである。
さすがにこれはマズいと思った家臣。
「秀頼様。皆の前で協力して欲しいと言ってくださいな。そうすれば士気が上がるでしょう」
そう進言した。
「了解した」
そう言うと、秀頼は城の広間に浪人を集めた。
そして皆の前に立った。
秀頼は、一言だけ放った。
「ご苦労」
そして再び自室に引きこもった。
「あ~、大将が引きこもりでしかもニートとか…。これじゃ頼りになんねーよ…」
浪人たちは嘆くしかなかった。
「いや、大将出陣しろよ!」
真田幸村はそう言ったが…。
「秀頼様は出さない!嫌なものは嫌なのだ!」
秀頼の家臣、大野治長とかいう戦の経験もろくに無い野郎が反対し、秀頼は出陣しなかった。
和睦で終わった冬の陣。
続いて夏の陣。
一時は真田幸村の活躍もあり有利にすすんだ。
しかし、途中から敗色濃厚に。
そんなとき、徳川方から降伏の勧告がきた。
「城を開けたら好きな国やるよ」
秀頼の側近は降る決意をしていた。
しかし秀頼は違った。
「降伏なんぞチキン野郎のすることだ!和睦したいなら俺が討ち死にしてから来な!」
そう叫んで降伏しなかった。
そんななか秀頼は「出陣する」とかバカなことを言い出した。
「俺が出れば士気が高まるから出る!」
そう言った。
「真田幸村も討ち死にしました!もはや出ても討ち死に確定ですぞ!」
「なら討ち死にしてやる!」
家臣の言うことに一々反抗する秀頼。
「死に急ぐか犬!今出た所で犬死にだ!時を見て自害せよランサー!」
家臣の言葉におしくるめられ、秀頼は出陣することはなかった。
豊臣秀頼でした。
実は生き残った説もある秀頼です。
首塚ありますが…。
秀頼ニートですね。
「ご苦労」はないわ~…。
引きこもりかつニートとは…。
出陣しようとしたときには既に手遅れ…。
ダメな子ですね。
因みにこの時23歳でした。