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二百一番槍 命に関わるハゲ
只今セルフ200番槍突破記念絵を描いてます。
私の絵は既に公開してる通りなので期待は厳禁です。
大坂冬の陣。
豊臣家の存亡がかかったこの戦い。
攻める側の徳川家康の軍として参加したのが、利休七哲にも数えられる古田織部である。
織部は戦中にも関わらず、茶を淹れようとした。
さすが利休七哲の一人。
いつでもお茶を淹れたいお年頃である。
そんな織部の目に、竹藪が飛び込んできた。
「あれはっ!竹藪!きっと茶杓に使える枝があるに違いない!」
そう思い、竹藪に突入した。
(注意…戦中です)
「茶杓~…。茶杓無いか~茶杓~」
必死に探す織部。
しかし、彼は気付いていなかった。
頭が日に当たり、自慢のハゲ頭が光輝いていることに…!
「お?何か光っている。イッツシャイニング!撃ってやる!」
頭が光ったことにより、敵兵にバレた。
その後火縄銃で狙われた。
ダーン!と勢いよく発射された弾は…。
「痛っ!」
ハゲ頭を僅かにカスッた。
「…アブね~な…」
幸運にも命は助かった織部だった。
古田織部の逸話でした。
ハゲ頭も考えもんですね。
まさか光でバレるとは…。
しかし…よく助かりましたよね。