百九十五番槍 茶器欲しい…関東地獄…
五円玉様から挿し絵いただきました。
しかしですね、今までの小説全てのヒロインを描いたという特異な絵でして…。
どこに貼ろうか悩んでます。
同時に自然消滅さんからも挿し絵ができたと連絡がありました。
それからトランペッターさんともコラボ予定です。
今までもやってたじゃんという声が聞こえそうですが気にしてはいけません!
「俺つえーから勝てるし?いや負ける訳ないし?長篠合戦でやられたけど次はいけるし?死ぬ時は討ち死にがいいな。さて、切腹しよう…」
甲斐は武田勝頼を討ち滅ぼした天目山の戦い。
この戦いの織田軍総大将は信長の嫡男で、後に本能寺の変でついでにやられる信忠だった。
この戦いで信忠を補佐し、見事勝利へと導かせたのが滝川一益だった。
因みに、一益と書いて「かずます」と読むか「いちます」と読むかはご自由にどうぞ。
補佐したことが認められ、主君の信長から関東の上野の国と信濃の国を授かった。
大幅な領地拡大。
信長の一益への信頼が伺える。
しかし、当の一益は全く喜んでいなかった。
「俺さ、領地とかいらないから…。茶器の珠光小茄子欲しかったな…。訳がわからないよ。どうして俺が関東なんかに…」
土地より茶器が欲しかったと友人に漏らしたのだ。
「まぁ、元気出せよ。元気があればなんでもできる!ネバーギブアップ!」
励ます友人だったが、あまり効果はないようだ。
「だって…都が遠くて、茶器が手に入らんし…。関東、地獄だよ…」
ついに地獄とまで言い出した。
「茶の湯以外に楽しみを見つけろよ!」
「周り…山なんだぜ…?遊園地とか無いんだぜ…」
「う…」
「他に何もないから、前橋城の近くにある利根川の水で茶の湯やるわ…」
「結局茶の湯かよ…。しかもその水飲めんの?」
それ程までに一益は茶の湯にのめり込んでいたのだった。
今回もリクエストに答えて滝川一益。
「かずます」でも「いちます」でもいいっすよ。
「かずます」が浸透してますが正しくは「いちます」なんでしたっけ。
何だかよく分かんないっす。
関東地獄とは失礼な!
まぁ確かに同時関東はど田舎って認識でしたけど…。
北条がいた関係で気が休まらなさそう…。
次は川尻さんの逸話がリクエストされてます。
山梨にある「川尻塚」は行きました。
首塚説と屋敷跡説がある塚ですね。
小学校だか幼稚園だかのグラウンド沿いにありますよ。
駐車場を見学者のために解放してくれてます。
信玄の火葬場のすぐ近くです。
しかし言えるのは…逸話あるの…?




