百九十三番槍 金は貸しといてやれ
そういえば、以前書いた「成田長泰」はのぼうの城の主役だった成田長親のいとこですって。
映画中で語られてました。
豊臣秀吉の小田原攻めで滅んだ北条氏。
これにより主君がいなくなり家臣に給料が払えなくなった大名が急増。
そんな時、救世主となったのは前田利家だった。
金はやたら持っている利家は、そんな大名たちに金を貸したのだ。
「俺はケチじゃないから金を貸すんだ!そろばんが得意なだけであってケチじゃないんだ!」
そんな利家だったが、ついに病に倒れる。
ガンであった。
「おっとう!俺はこの後どうすれば…」
息子の前田利長が利家に駆け寄った。
「ふん…。大名どもに貸した金は構わん。取り立てを催促したりはすんなよ。返せない家があるなら、無理に取る必要もない…。俺は…ケチじゃ…ないからな…」
それが利家の遺言だった。
「死ぬ直前まで金の話かよ…」
利長はちょっと呆れたのだった。
前田利家の遺言の逸話でした。
金貯めるのが趣味でしたからね、利家は。
そんな利家が人に金を貸すなんて~…。
残念ながら池田恒興の逸話は今のとこ見つかってないです。
そもそもあるんでしょうか…?
教えて偉い人!