百九十一番槍 露になった十万石
明日「のぼうの城」見に行きます。
しかし、バイトでまさかの深夜1時半からボーリング…。
は…?
帰ってきてから寝て~…。
それから行きますわ。
「ばらかもん」読みました。
面白いですよ!
2巻も買わなくては!
1600年関ヶ原。
ここで一騎打ちを繰り広げている二人の武者。
東軍の後藤又兵衛と、西軍の渡辺勘兵衛である。
この一騎打ちは決着が着くことなく終わったのだが、関ヶ原の戦いは西軍が敗北。
勘兵衛は主君の石田三成を庇いながら敗走することとなった。
「三成さんこちらへ!」
「おのれ家康ぅぅぅうううーー!」
家康への怒りを露わにしながら三成は敗走。
しかしその途中…。
「三成いたぞー!討ち取れー!」
東軍からの追っ手が三成を襲撃した。
「させるかギャー!」
追っ手の刀を身を持って受けた勘兵衛。
これにより負傷。
覚悟を決めた。
「三成さん…。どうか生きてください!私は…ここで!」
勘兵衛は着物の片側の肩をはだけ、脇差しを前に正座した。
「…勘兵衛。…悪いな。お前が願っていた、十万石も叶えることができなんだ…。ごめんな」
三成は勘兵衛の手を取りそう語った。
「…いいえ。俺は三成さんにお仕えできただけで光栄でした。本当に、感謝しています」
「勘兵衛…」
「三成さん!さらばです!」
そう叫ぶと同時に、三成は勘兵衛に背を向けて走り出した。
「勘兵衛…ありがとう…」
三成の呟きは勘兵衛に届くことはなかった。
戦国時代で渡辺勘兵衛というと2人いるようです。
今回のは「三勘兵衛」でない方の渡辺勘兵衛です。
あ~紛らわしい…。
三成に「十万石の夢も消えたな」とか言われた人。
どうでもいいですが、私の地元には「十万石まんじゅう」というまんじゅうがありますよ。