表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/607

百八十八番槍 もし負けたら…

今回は「のぼうの城」の逆陣営。


石田三成の逸話です。


大丈夫!こいつは間違えようがありませんから!



トランペッターさんが小説を書いたようなので、もしよろしければどうぞ!

お気に入りユーザーから行けますよ。

「関ヶ原の戦いを起こして家康を討つ!しかし、家康に気付かれないように味方を増やすにはどうしたら…」


石田三成は、関ヶ原の戦いを起こすにあたり、挙兵のお知らせをする手段を考えていた。


そして思いつく。


「そうだ!使者が茶人なら怪しまれないぞ!万代屋宗安(もずやそうあんがいる!」


そんなわけで、早速宗安を呼び出した。


「いいか?表向きはお前を謀反の罪で追放ということにする。だから、追放先で挙兵することを教えて味方になるよう頼んでくれ」


三成は宗安に頼んだ。


そして…。


「よし、お前は上杉景勝のとこに追放だ!何故追放されたかは考えるな!トレースしろ!」


「んじゃ、ちょっくら追放されてきますわ」


「ああ、頼んだ」


そんなわけで、三成は宗安を会津へと送った。


「オッス!おら宗安!三成さんが打倒家康を掲げて挙兵するから味方になって欲しいっす!」


宗安は三成の狙いを景勝に打ち明けた。


「分かった。家康は五大老の中で偉そうだから嫌いなんだ。味方するよ」


景勝は三成に味方することを約束した。


「よし、じゃあお前はもう追放だ。そうだな…常陸(ひたちの国の、佐竹義宣(さたけよしのぶのとこに追放だ!」


「オーケー!了解した!」


またしても追放されるフリをして、宗安は義宣のもとへ送られた。


「三成が挙兵するから味方してね」


「うん。分かった」


義宣の協力も約束してもらい、宗安は三成のもとへと帰った。



「三成様!二人の協力を得られました!」


「よくやった!では、これを主に託そう!」


三成は唐来肩衝(とうらいかたつきという茶器を渡した。


実はこれ、かつて三成が気に入り宗安から買い取ったもの。


なので、宗安は驚いた。


「これは…三成様が…」


「ああ、お前から買ったものだ。これを持って帰って、俺が討ち死にしたら追悼の茶を淹れてくれ。家康を討ち取ったなら、また買い直すさ」


「三成様…。了解しました!どうかご無事で!」



関ヶ原の戦いの後。


宗安は唐来唐衝で三成追悼のお茶を淹れ、静かに冥福を祈るのであった。

三成はこの時点で既に敗北することを頭に入れてたんですね。


良い話っぽく占めようと思ったのですが上手くいかず…。



…唐来唐衝ってどんな茶器なんでしょうね?


現存するのかな…?


茶器で思い出しましたが、松永久秀が爆死する時に叩き割ったとされる茶器「平蜘蛛」が現存するのは何故…?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ