百八十五番槍 マッドショット!
また短編を書き始めてしまいました。
懲りずにシリアスに走ろうかと思ったんですが、やっぱギャグで。
久しぶりにはっちゃけよー!
主役を巫女にした辺りでね、うん。
今のとこ超シリアスに進んでたりするんですが、特に盛り上がらないので変えてみます。
宣伝終わりです。
さて、そのうち書き上げましょうかね。
本州最北端を治めているのになぜか苗字は南部。
そんなお殿様、南部晴政は散歩も兼ねて領内を見歩きしていた。
田んぼでは農民たちが今年の新米を植えている。
そんなのどかな中を晴政は家臣とともに歩いた。
すると…。
「晴政様じゃー!みんな、頭を下げなければ無礼だぞ!」
どこからか声が挙がり、農民たちは皆泥まみれになりながら頭を下げた。
そんな中、一人の少女が晴政に駆け寄った。
「こんにちは!お殿様!」
「はい、こんにちは!」
可愛らしい少女の登場に、晴政もあいさつを返す。
「今日は豊作を祈るお祈りの日で、今年は私が主役なんです!」
えへへ~、と笑う少女。
このお祈り、毎年少女が主役に抜擢されている。
今年は順番的にこの少女だった。
「それは良かったじゃないか!頑張れよ!」
「はい!ではでは、お殿様にもおすそ分け!」
そう言うと、少女は突然晴政に向かって田んぼの泥を投げつけた。
「!!???うわっ!え?」
なんだかよくわからない晴政。
しかし少女は楽しそうに笑い声を挙げながら逃げて行った。
実はこれ、お祈りの一部だったりする。
しかし、異例の事態に一気に凍りつく空気。
一番焦ったのは晴政の家臣だろう。
「あっはっは!今日は良いことがあったな!よし、城に帰ろうか」
心配とは裏腹に晴政は上機嫌で城へと帰宅した。
翌日。
「昨日の女の子可愛かったね。是非とも城に呼んできてよ!」
晴政は家臣にそう命令し、少女を連れてきてもらった。
「あの…。もしかして私…。死刑ですか?」
昨日のこともあり、ちょっと不安そうな少女。
「あやや、違う違う。君の名前は?」
「ふぇ…?早乙女…ですよ」
「そうか…。側室になってくれないか?」
「ふぇぇえ?は、はい!いいですよ!」
こうして、早乙女はめでたく晴政の側室になったのだった。
戦国BASARAですでにお馴染み、南部晴政の逸話です。
別に史実では死者を生き返らせたりしません。
ネタが分かる方…BASARAやってる方ってどれくらいいるのでしょうか?
無双派の方も多いのかな?
さて、豊穣を願うお祭りのイベントとして、なぜか晴政めがけて泥ぶん投げた少女のお話でした。
意味はないけど少女は二次元風…。
「ロウきゅーぶ!」の智花イメージは秘密。
あ、小説版のね!アニメ見てないので…。
しかし晴政もよく怒りませんでしたね。
…泥ですよ?