三の太刀 日の本のお姫様
前回のを予約投稿にし忘れた関係で、次の日分のストックが無くなり、急遽書いたものです。
「○の太刀」シリーズ第三回目です。
このシリーズは、本編では扱いきれないようなネタを紹介します。
小説っぽさは0です。
興味無ければスルーで…。
今回は戦国時代を生きた女性に注目しました。
戦国時代。
それは、男たちが夢をぶつけ合ったまさに男のための時代である。
そんな時代に、男たちを支えた姫様もいたのである。
おね
恋愛結婚で、両親には反対されながらも秀吉と結婚した。
以後、秀吉が天下を取り、自身が83歳で永眠するまで生涯秀吉のために生きた女性。
しかし、結婚したてのおねは、秀吉にある約束を守らせていた。
「もし秀吉が尾根に口答えしたら一昼夜縛り上げて良い」
秀吉は、尻に敷かれていた…。
大祝鶴姫
大内義隆との戦いで出陣した少女。
しかし、この戦いで兄と恋人が討ち死に。
鶴姫は最後の反撃をして大内軍を撃破した。
しかし、その後兄と恋人を失った悲しみに耐えられずに18歳で海に身を…。
「わが恋は 三島の浦の うつせ貝 むなしくなりて 名をぞわづらふ…」
細川ガラシャ
細川忠興の妻。
父親が明智光秀で、本能寺の変が起きて人生が変わり果ててしまった。
忠興に幽閉されながらも、キリスト教だけを心の支えに生きた。
関ヶ原の戦いで、三成に人質として捕まりそうになったとき、細川家の為に死ぬことを決意。
キリスト教では自殺が禁じられているので、家臣に討たれる形で最期を迎えた。
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
散る時を知っているからこと花は美しい。私もそうありたい。
彼女の辞世の句は、なんとも華麗で儚いものであった。
戦国時代は、女性たちが影で活躍した時代でもあった。
おね。
または北政所。
天下人、豊臣秀吉を支えた女性でした。
生涯子宝に恵まれなかったらしいです。
ただ、一説によると、妊娠はしたが秀吉が「時期でない」みたいな理由をつけてお灸を添えて流産させてたとか。
それが原因で子宝に恵まれなかったみたいな説を聞いたことがあります。
逆に、前田利家の妻のまつは11人子供がいて、多いことで有名です。
1人目産んだの14歳だし…。
因みに結婚したのは12歳。
利家は24歳でした。
今では考えられないです…。
大祝鶴姫。
戦った女性。
16歳ですでに出陣してたんでしたっけ。
いまいち情報が少なくてすいません…。
因みに、鶴姫の甲冑は現存する唯一の女性用の甲冑です。
胸の辺りが膨らんでいて、お腹の辺りが細くなってるらしいです。
スタイル良かったのかな…?
細川ガラシャ。
キリスト教に生きた女性。
様々な不幸にも負けずに頑張った女性ですね。
夫の忠興についてはまた別の機会に紹介します。
すんごいから!
以上!急遽書いた三の太刀でした。
本当は今頃この小説の代わりに長宗我部のお話が投稿される予定だったのに…。
今日投稿するぶんの小説が無くなっちゃったから…。
ここから追記です。
イラストは天海様から頂きました!
ありがとうございます。
メッセージボックスで挿絵を書きたいと言ってくださったので、お言葉に甘えちゃいました。
素晴らしい挿絵ですよね!
枠の先が尖っているのは、ガラシャを貫いた槍を表しているそうです。
また、百合の花と三日月は純潔を表し、同時にガラシャの貞淑さの意味も込められているそうです。
遠くを見るようなガラシャの表情は、神秘性を持たせるためだそうです。
いや、挿絵の元絵は私が描いているのですが、こんなに表現豊かに考えたことなかったです。
何度も繰り返しになりますが、大変素晴らしい作品です。
私の小説にはもったいない気がします。
ついでに言っておきますと、「○の太刀」には挿絵入れなくてもいいかなぁ~と思っていたのは、上杉姫虎さんの負担を減らすためでありました。
しかし、得にこだわりがあったわけじゃ全然ないので!
これから入れていければなぁ~と思います。
天海様、本当にありがとうございます。