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古今戦国混戦記2

まぁ、続きですわ。


この前五円玉様と話してて気になったのですが、この小説の読者様って男性と女性どちらが多いのでしょうか?


五円玉様が「意外と女性読者多いよ?」と言っていたので…。


感想でもメッセージボックスでも、コメントいただけると嬉しいです。


「私男性です!」「私女性です!」とか…。何歳です!とか…。


今後使うネタの参考になりますので…。

第四戦。


三国志サイドからは司馬懿しばい


戦国サイドからは明智光秀。


「ふん!俺は司馬懿!「懿」の字が携帯だと表示できないかもしれないがご勘弁!表示できることを信じている!」


「私は明智光秀!娘婿の明智秀満とは別人!僧侶の天海とは…どうだろうね?」


お互いに自己紹介をして睨み合う。


「先手必勝!俺から行くぜ!」


司馬懿は刀に手をかけた。


そして、叫んだ。


「俺は無罪だーーー!!!」


その瞬間、光秀はビクッと背中を震わせた。

叫び声にビビったらしい。


「なんだこいつ!?」


光秀は一歩引いて身構えた。


「俺の話を聞いてくれよ!」


「あぁ分かったよ!分かったから離れろって」


司馬懿と光秀はその場に胡坐をかいて座り話し出した。


「俺の一族さ、評判良くないんだよ…」


ため息をつきながら司馬懿は言った。


「いったい何があったんだ?悪評高いこの私が聞いてあげよう」


光秀は話の続きを促した。


「ああ、俺さ、主君が嫌いだったんだよ。曹叡そうえいってんだけど。毎日寝る前に枕の下に似顔絵入れるくらい嫌いなんだよ」


「それは夢に見たい対象を枕の下にいれるおまじないだな。あとあんまり史実にないこと言うな?どれが史実だかわかんなくなるから」


「あぁ、すまん。話が逸れたな。で、息子の司馬昭の前でぼやいてたんだよ」


「息子も親のボヤキに付き合わされて災難だな」


「そしたらさ~、なんか『色々とやってやんよ!』とか昭が言って、曹叡に謀反起こしたんだよ」


「まぁ、ボヤキの対象が死ねばお前の文句聞かなくていいもんな」


だんだん光秀の態度が辛辣になっていくのを感じる司馬懿。


「それでさ、ただでさえ息子が謀反起こしたーって評判悪いのに、孫の司馬炎まで…」


司馬懿はまたため息を吐いて俯いてしまった。


「その柴犬がどうしたって?」


「柴犬じゃねーよ!司馬炎だよ!いや、孫の司馬炎がね、『親父の司馬昭と一緒に一族の恨みを晴らすんだZE!』とか意気込んで、皇帝やっちゃった…」


「お前の一族謀反ばっかだな…」


「だから評判悪くて…」


「あたりめーだ」


光秀は冷たく言い放った。


「まぁ、そんくらいいいじゃねーかよ」


今度は光秀が話し出した。


「私なんかな、天下統一一歩手前の主君をとくにハッキリしない理由で討ち取ってみた!」


「それはひどい!」


「だろ~?だから後世ですこぶる評判悪いんよ。善政敷いたのにね」


「ねぇ~。一回謀反起こすと評判わるくなるよね!俺なんか息子と孫だぜ?俺関係ないんだぜ?」


「それは確かに可哀そうに…。そうだ、私達で謀反連盟立ち上げない?謀反起こして評判が地に落ちた人たちのための連盟!」


「いいね!俺、謀反おこしてねーけどな!」


二人は意気投合し、戦うことはなかった。




第五戦。


三国志より呂布。


戦国より竹中半兵衛。


「この人外の俺に勝てるかな?」


「戦いは力じゃない。ここさ」


二人とも向き合い、試合が始まった。


「俺の武勇伝を聞け!」


呂布が叫んだ。


「あっちゃんかっこいい!」


「お?そんなノリでいいのか?」


「ああ。軍師たるもの、ノリよくいかなきゃね!」


「分かった。俺はな、かつて六人の武将に囲まれながらも生き延びたのだ!」


「敵武将じゃなくて味方武将だったとか?」


「なにそれ…。敵じゃ!」


「よっぽど弱かったんだね、敵さん」


「俺が強かったという選択肢は無いの…?」


呂布はちょっとがっかりした。


「それなら、こちらにも武勇伝が。三人で土豪の軍勢を追っ払ったんだ」


半兵衛はドヤ顔した。


「なに!?どうやったんだ?」


「焚火に竹を投げ入れて鉄砲の音を再現したんだ!」


「あ、ごめん。時代的に鉄砲の音しらね」


「あ、そうか」


半兵衛は何となく負けた気がした。


「俺の武勇伝はそれだけじゃねえ。俺はよある山に入った時に黒山賊とかいう輩に襲われたんだ。ざっと百人は超えてたな。それを十人ちょいの仲間と殲滅したんだ」


「ゲームで言う雑魚敵だね。スマブラとかの吹っ飛び率高い敵!謎のザコ軍団みたいな?」


「実際でそんなの無いから…。しかもスマブラって…。Xしか知らないくせに…」


「まぁいいじゃない。うちらは16人で稲葉山城って城を乗っ取ったよ。すぐ返したけど。キャッチアンドリリース?」


「すごいことやったんだろうが全くすごく聞こえない…。というか16人で城をってぱないよ?もっと誇れよ!」


「自慢はしない主義なの」


「ふん。可愛くないね。女みたいな見た目してんのに」


「うるさい。尿ひっかけるぞ?」


「それ、お前がやられた側だろ…」


どっちつかずで試合終了。




第六戦。


三国志から夏候惇。


戦国時代から伊達政宗。


「あぁ?お前、俺の独眼を真似してんのか?」


政宗がいきなり喧嘩を吹っかけた。


「いや、あんた右目でしょ?おいら左目だし。それに時代的に見るとあんたが真似したことになるよ?」


「ちっ…。独眼流のニックネームは譲らねーぞ?」


「遺言で死後の肖像画には両目書くように望んだあんたが独眼流を名乗るのもどうよ?」


夏候惇はそう言ってやった。


「うるさいな!別にいいだろ?木登りしてたら足が滑って右目に枝が刺さったんだ。ま、引っこ抜いて目玉ごと食ってやったがな」


自慢げに話す伊達政宗。


しかし夏候惇は動じない。


「いや、あんたは天然痘の毒が目に回ったんだろ。俺は正真正銘左目に矢が刺さったから目玉ごと引き抜いて食ったんだ。親からもらった体だもんな」


「ちっ…。調べてやがんな」


「ネットでな!ウィキペディアって素晴らしい!」


「よろしい!なら、六爪流の俺にかなうかな?レッツパーリー!」


政宗は刀を6本持った。


「うわっ!はっちゃけやがったこいつ!?史実だと真田幸村に負けたくせに!BASARAの中だけ英雄め!」


「うるせー!史実だと正確悪かったとかもうとっくに周知の事実だからいいんだよ!」


「さすが仲間の手柄に嫉妬して鉄砲撃ちこんだだけあるな!」


夏候惇はそういいながらも6本の刀を持った政宗から逃げた。




大将戦。


織田信長と曹操の直接対決。


「なぁ、この戦い意味あるか?」


「ないと思う」


信長の問いに曹操は即答した。


「さっき、うちの軍の武田信玄がそちらの軍の孫子にいろいろ質問してたぞ?」


「あ、それ見た!なんか『風林火山雷陰』がどうとか…」


「ああ。あいつの旗。孫子の兵法書からパクッた風林火山って書いてあるんだよ。雷陰と続くのは最近知ったんだって」


「…。そんなことより一騎打ちといこうぜ!」


「よっしゃ!かかってこいや!」


信長は自らの頬を叩いた。


「俺の名は曹操!」


「であるか」


「それは…。あんたが初めて斉藤道三に会ったときに吐いたセリフ!」


「是」


「おお!やるねぇ…。まぁ、求賢令という素晴らしい命令を考えた俺には及ばないぜ!」


「あ?それはどんなものだ?」


信長は興味を持った。


「家柄にとらわれず才能のあるやつはいらっしゃ~い!みたいな?」


「ああ。冠位十二階か。それは俺もやってたぞ?」


「なんだと?じゃあ考え方は俺と同じなのか」


「よく知らないが後世では『信長と曹操は似てる』と言われることがあるらしいぞ」


「気が合うねぇ~」


「だな」


信長と曹操は固く握手し、二人は自軍に呼びかけた。


「「皆の者!この戦は止めだ!」」


こうして、三国志と戦国の戦は終わりを告げた。



そして残った問題がひとつ。


「朝鮮ってどうやっていくの…?」





平然と三日以上空けましたね。


いや、のんびり過ごしてたら…。


すいませんでした。



え~、というわけでですね。

一周年記念でした。


トランペッターさんの無茶ぶりに答えた形になるんでしょうかね。


結構頑張りましたよ。


最近普通の逸話書いてないね…。


実は次回も特別編なんです。


五円玉様から頂いた作品を載せますね。


そしたらいい加減戦国の逸話を挟みますね。


申し訳ないっす…。


あと、五円玉様が「一周年記念だと人気キャラアンケートとかやるよね~」と。


やります?


好きな戦国武将・逸話アンケート!


前書きの読者様性別・年齢層アンケートと一緒に答えていただけると嬉しいです。


感想・メッセージボックスなんでもいいので!


よろしくお願いします。

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