百八十一番槍 三人の協力のたまものです
1周年記念として自然消滅様が描いてくださった絵を公開します!
ポイントは秀吉の指が6本なとこですかね。
「秀吉はサル、家康はタヌキっぽくね」って頼んだらまさかのそのままで来ました。
なかなかやってくれますね。
とある戦いで敵将を追い詰めた織田家家臣の前田利家と佐々成政。
槍の使い手2人に追い詰められたとあらば、もはや逃げ道は無い。
「我が名は佐々成政!この槍で貴様を貫いてみせようぞ!どっせい!」
掛け声と同時に成政は敵将に致命傷を与えた。
「あにゃぁぁぁぁぁぁあああああーーーー!」
敵将の叫び声が無残に響く。
「まだ生きてるようだな!前田利家!参る!」
続いて前田利家がもはや瀕死の相手に襲い掛かった。
えげつないにも程があるが傾奇者なので許してあげてほしい。
「ひょえええぇぇぇぇぇぇぇ……」
敵将の断末魔が途絶えるのを確認し利家が叫ぶ。
「敵将撃破なりー!」
さて、ここで問題が起きた。
こいつの首、だれが持っていくのか?
「いやぁ、俺はもはや死んでるやつにとどめを刺しただけだ。首はお前が持ってけ。手柄になるぞ」
利家は成政に首を譲ろうとした。
「いやいや、どんな理由があろうとも、仕留めたのはあなただ。あなたが首をもってくべき」
成政も首を利家に譲った。
それを見ていた柴田勝家。
譲り合う2人の間に割って入った。
「んじゃあ俺が!」
そういうと颯爽と首を持ち去った。
「信長様。この将の首は佐々成政と前田利家が協力して討ち取ったものです。2人とも譲り合っていたので俺が持ってきました」
勝家は正直に主君である織田信長に状況を伝えた。
「ははは。あいつらはまだ若いから将の首がもつ意味を知らないんだろ。こいつには戦の終わりを告げる意味があるのにな。まぁよかろう!3人平等に褒美を出そう!」
信長はそう言って、みんなの頑張りを認めたのだった。