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百七十七番槍 無駄使いすんな!
この小説の更新速度を下げた原因の短編をアップしました。
しかしまぁ今週は文化祭。
色々忙しいですわ…。
「女ノ影伝説」
実際に伝わる伝説をもとにして書きました。
興味のあるかたは是非どうぞ。
今日も最新鋭のマシンである「そろばん」をパチパチ弾く武将がいた。
前田利家その人である。
そんな利家を大地震が襲った。
あたりは瓦礫の山となってしまったのだ。
そんな中、息子の利政が、金を掛けて贅沢にもほどがある仮設住宅を建てた。
それを知った利家はキレた。
「おい利政!金は大事なものだ!とにかく金さえあれば他人も世間も怖くない!渡る世間に鬼はいないのだ!しかし、金がないと世間はまさに鬼ばかり。世間はたちまち恐ろしいものとなる!」
「とーちゃん…。ケチな銭ゲバだね…」
「うるさい!」
利家は利政に、金の大切さを叩き込んだのだった。
前田利家の逸話でした。
世の中金!という利家らしい逸話ですね。
そろばんは戦国時代に伝来したのか~…。