200話突破記念作品 爆破!
乙葉
「200話突破記念作品!」
晴美
「まぁ、特に特別なことは…これくらいだな」
由佳
「200話記念にって、自然消滅さんが描いてくれました!」
鬨哉
「カラーだ!」
乙葉
「作者さんが無理言ってカラーにしてもらったみたい。信玄と謙信の一騎打ちの絵です!」
晴美
「今日の内容は三国志!相変わらずの知識無しで書いた作品だな」
由佳
「というか…。戦国の作品は書かないんですか?」
鬨哉
「次は戦国らしいですよ。ホントは今回の予定だったらしいですけど…」
みんな
「絵の提供ありがとうございました!」
それは、赤壁の戦いの少し前。
呉の武将であったホウ統。
彼は今、魏の国で軍師として曹操の下で働いていた。
呉を裏切り、曹操に仕官したのである。
そして今、曹操と一緒にホウ統も船の上にいた。
「あぁあ~…。地球は回る~。目が回る~。これは…吐くときは海だね~」
ぐったりする曹操。
どうやら船酔いらしい。
「だ、大丈夫…です…か?曹操…様…。おぅえ…。船を…繋げれば…酔い…ま…せ…」
今にも吐き……あぁ、吐いちゃった。
ホウ統が吐きながら曹操に言った。
「えぇ~。もう限界まで行っちゃった人に『こうすれば酔わない』とか言われても信じられないんだけど…」
曹操は心底嫌そうな顔をして答えた。
しかしホウ統はそんなことは意に介さない。
むしろ介して欲しいくらい介さない。
「いいから早く繋げろ!吐くぞ!」
「わ、わかったよ!」
曹操は船を繋げた。
それでも尚吐き続けたホウ統だった。
それと同時に、呉では事件が起きていた。
「絶対巫女服!」
「バカ言うな!メイド服!」
「「よろしい!ならば戦争だ!!」」
呉の国内で、周瑜率いる「巫女服派」と黄蓋率いる「メイド服派」で対立が起きていた。
因みに、黄蓋は周瑜の部下である。
周瑜にとっては黄蓋が邪魔な存在となった。
「おい黄蓋。貴様、俺の好みの巫女服は緑色とか、ガセネタ流したらしいな?」
「え…?私はそんなことしていない!」
「嘘つけ!貴様は無実の罪で有罪とする!食らえ!鞭打ち!首とか痛めろ!」
周瑜は黄蓋の首をガユンガユン揺さぶった。
「鞭打ちそっち!?ツルの鞭とかの方でなく!?そんな期待を裏切るような国はもう出て行くぜ!」
黄蓋は冤罪を着せられて国を出た。
そのため曹操に仕官し、今龐統と一緒に船の上にいる。
ゲーゲーでグロッキーなホウ統に比べ、黄蓋は元気だった。
「酒に酔う、船に酔う、私に何か用?」
話かける度にそう言うので、煩わしいのが玉に傷。
「おいホウ統。そろそろや・ら・な・い・か?」
黄蓋がホウ統を誘う。
「いや待て。風がフィールしてる…。まだだ…」
「そうか…?ならいつやるんだ?」
「今でしょ」
ホウ統の一言で、密かに進めていた計画が実行された。
「「連鎖爆撃!!」」
二人はそう叫ぶと同時に、船に火を放った。
船酔い対策にと繋がれた船は、瞬く間に燃え上がった。
全ては周瑜が思い描いた策だったのだ。
無実の罪も勿論嘘。
ホウ統と黄蓋を魏に転移してバーンさせる為の作戦だった。
「何という外道!おのれホウ統!裏切りおったな!」
自分はほぼ家で見ていただけの周瑜によって、大打撃を受けた魏であった。
特に目立ったとこのない200話記念でした。
というのもですね、あと2週間もすれば1周年なんすよ。
何かやるかは決めてないですが…。
10月13日っすね。
やろうかな~…?
絵は自然消滅さん提供、本文はトランペッターさん提供でした。
ありがとうございます。
やっとネットに…。
大学ってステキ。
さて、今回の逸話は周瑜の知略でした。
二人ほど敵国に送りつけ、敵を内側から爆破する。
怖いっすな~。
さて、一年までもう少しだー!
まさかこんなに息が長い小説になるとは…。
感謝感謝です。