百七十三番槍 ひなを守れ!
…先ほどから部屋にカがいて…。
枕元にはゴキジェットです。
いっそ「深・弾幕結界!蜘蛛の糸より細い隙間を縫って刺しにくるが良い!」とか叫んでゴキジェットバラまいてみますか?
ネタが分かったあなたには東方厨の称号をあげましょう。
話は変わりますが「やくもと!」のあまねさんの声と、「東方スイーツ」のココさんの声が大好きです。
大学で東方ネタが分かる人がいなくて寂しいのでここでしてみました。
それはまだ、那須与一が8歳のころ。
「おい与一!遊びに行こうよ!」
兄にそう誘われ、遊びに出掛けた。
遊びに行くにも弓矢は手放さない。
物騒極まりない兄弟であった。
しばらく歩くと、木の上に鳥の巣があった。
中にはひながいる。
何ともほっこりする可愛らしいひな。
「なあ与一!あの巣を狙って矢を放って遊ぼーぜ」
「…え?」
「だから、あの巣を射抜くの!いくぜ!」
非道なり兄貴!
そう思ったが兄はもう構えていて、止めることは出来なかった。
放たれた矢は幸いにも巣を少しかすめただけで、当たりはしなかった。
「…はぁ。良かった」
与一は安心したのだが…。
「次はお前の番な! 」
そう言われた。
やりたくないが仕方ない。
犠牲になってもらおうか。
そう思い、与一は弓を構えた。
そして…。
「ひな、右に避けろ!」
そう言いながら矢を放った。
閃光の如く放たれた矢は射抜いていた。
…ひなを狙う、大きな蛇を。
「おのれアーチャー…」
蛇は与一に叫びとならない感情を抱き、息絶えた。
「おま…蛇がかわいそうだろ!」
「ひな射抜こうとしたあんたに言われたくないわい!」
与一はそう言い返したのだった。
与一の逸話と言えば真っ先に思いつくのは船で扇撃ち抜いたやつですよね。
なんだっけ…。
「ひぃふっと射た」んでしたっけ?
古典で出てきたような…。
今回は敢えてマイナーな逸話を。
はい。調べたら簡単に書けそうな逸話が出て来たので…(笑)
どうでもいいですが、本編で使ったネタの元ネタの話をしても私には通じませんよ…。
「蛇が死んだ!この人でなし!」までやるとやりすぎかなと自重しました。
たまにはこんな感じで書いてもいいかな~って…。
反省はしてます。後悔はしてません。