百七十一番槍 腹が減ったのだ!
更新予定にはありませんでしたが、氏政の逸話をいただいたので載せます。
ネタの提供、ありがとうございます。
今日から大学でした。
謎の祝日スタート…。
ある日、北条氏政は自国内を散歩していた。
農民たちが精を出して働く畑の横を、家臣と共に歩いていた。
時期的には麦の時期。
農民たちは麦を収穫する作業に追われていた。
「そういえば、歩きまくって少し疲れたな。腹も減った。ちょうど周りは畑だな。あの取れたての麦を麦ご飯にして出してくれよ!お急ぎで頼むぞ!」
「あの…氏政様?あれを食べるにはあと3日はかかりますよ?」
氏政の家臣が言った。
「3日って…。どんだけ贅沢な料理なんだよ!?こんな冷蔵庫も無いような時代にそんなに時間かけて大丈夫か?」
氏政は至って真面目に聞いた。
「違いますよ。麦は脱穀して天日干ししてからでないと食べれないんですよ!」
「…へぇ~。つまりあれは?」
「まだ食えません!」
氏政はこうしてまた少し賢くなったが、家臣は氏政の無知を嘆いたのだった。
氏政が己の無知をアピールした逸話です。
ただまぁ出展が「甲陽軍鑑」と。
武田の史料なのに氏政のことも載ってるんですね!