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200話記念! レッツ天下布武!第六天決起集会

200話記念作品第1段です!


因みに第2段計画中~…。


挿し絵は少しまってくださいませ…。


ネットが…。

伊達、武田両軍が決起集会を開いているころ、清洲城でも決起集会が開かれていた。


「いよいよ時代に無理が出て来ましたね。その内毛利元就辺りも同じ時代で書く勢いですよきっと…」


そう言ったのは柴田勝家。


苦言を呈した相手はこの決起集会を開いた主、織田信長。


今や全国においてその名を知らない人はいない程の、超巨大勢力の頭である。


「いや、もういいだろその辺は…。そんなことより!今や織田包囲網とやらが完成し、俺らの勢力拡大を阻害しているらしい!これに何か打つ手は無いか?今回はそのための集会だ!」


信長は家臣がの前で言い放った。


事実、この包囲網を崩さなければこの「織田天下布武組」の存亡に関わるのだ。



「それならば!俺に策がありますぜ」


そう言ったのは柴田勝家。


「どんな案だ?言ってみよ!」


「はっ!まずは強いイメージが無い朝倉を攻めるのがいいかと。信玄とか謙信とかメチャ強いイメージあるでしょ!」


「確かにあるが…。謙信とか信玄はどうするんだ?」


「死ぬまで待とうホトトギス」


「それ家康よりも忍耐強いぞ…?そもそも俺殺しちゃう人だし…そんなに待てん!」


「いやでも俺、一回謙信にコテンパにやられたし…。思わず無賃飲食しながら脱糞しようと思ったぜ…」


「あの…勝家?家康が怒るぞ…?」


信長がそう言い、家康を見た。


同盟者の家康もこの会議に参加していたのだ。


「違うぞ!オイラは脱糞していない!あれは焼き味噌だ!焼き味噌だったんだ!クソッタレが!」


怒る家康。


しかし最後の一言が完全に自虐。


「こら家康!汚い言葉を使うな!罰として嫡男を切腹させよ!」


家康の言葉遣いが信長の怒りに触れた。


「えっ!?そ、そんな…」


「是非に及ばないだろ?お前が汚いこと言うから…」


こうして家康は嫡男に切腹を命じた。




「さて、話が反れたな。死人も出たことだし、何か良い意見は無いか?」


「はいっ!ボクに意見があります!」


そう言って手を挙げたのは森蘭丸。


「おー!お蘭、どんな意見だ?ホレホレ、おじさんにいってごらん?」


信長と蘭丸は、家臣と主君を越える関係だったという説があったりする。


「敵と戦う時、ボクが最前線の城に籠もって……」


「ダメじゃー!それだけはならん!」


蘭丸の意見を血相を変えて却下した信長。


「もしお蘭が最前線に出て、万が一のことがあったら俺は…」


「でも、ボクも手柄を立てていつか城を持ちたいんだ…」


「なら城あげるよ」


「ヤッター!」


蘭丸は城を手に入れた。




「そして猿。お前はさっきから何をしておる?まさか、また靴を温めてくれているのか?」


信長は、木下藤吉郎を猿と呼ぶ。


以前、藤吉郎は信長の履き物を自分の背中で温めて、信長を喜ばせた。


信長は、さっきからずっとアグラをかいて動かない藤吉郎がまた気を利かせていると思い話しかけたのだ。


「いえ、今回は信長様の箸を脇で温めていました!特に口を付ける方を入念に!」


「そうか。よし、お前には一番死ぬ確率が高い殿(しんがりを任せよう」


この後「金ヶ崎の退き口」という見事な撤退戦を繰り広げ、なんとか許された藤吉郎だった。



「そう言えば、この大事な集会になぜ滝川一益は来てないんだ?」

信長が気付いて質問した。


「ああ、それなら、一着しか無い服を洗ってしまって乾いてないかららしいですよ。『スッパでもいいから来いと命令が出たら呼べ』と言われましたが…どうします?」


家臣がそう答えた。


「むしろ頭を下げて来ないでとお願いする…」




「はいっ!じゃあ、敵勢力にガセネタ流すのはどうでしょう?」


そう言ったのは明智光秀。


後にお寺で事件を起こす。


「おぉ!情報は何よりも強い武器だからな!で、具体的には?」


「はい。上杉謙信には優秀な家臣がいます。あれは邪魔ですから、謙信にあいつ裏切る的な噂を流すんです」


「それは名案だ!光秀、任せたぞ!」


「文面はこんな感じでどうでしょうか?」


そう言って、光秀は手紙に書いたことを読み出した。


「お前の家臣、裏切るらしいよ。裏切り方は、寝静まった深夜、都にある寺に泊まったお前を襲撃するんだ。お前は是非も及ばずとか叫んであっけなくやられるだろうな!」


「…それ噂じゃねーし!何か犯行予告みたいだぞ!?」


この作戦が成功したのか、謙信は家臣を斬った。



「まだ意見を出してない奴は~…。おー、利家!意見は無いか?」


信長は前田利家に意見を求めた。


「そうですね~…。では、信長包囲網に参加してる奴らが可愛がってる茶人を片っ端から目の前で斬るのはどすか?」


「対象狭っ!何で全員茶人を可愛がってること前提なんだよ!しかも目の前でやるんだったら直接本人狙えよ!」


「え~…。でも、もう一つの案は金が掛かるからやりたくない…」


「金気にしてたらうちらヤバいんだよ!どんな案だ?」


「金銀に粘土で作った槍を持たせて並べ、大軍っぽく見せる」


「それにどんな意味があると!?だったらその金で日雇い集めるわ!」


「…あなたも妻と同じこと言うんですね」


寂しそうな目をした利家だった。




「もー!結局誰もまともな意見を出さなかった…。きっと将来こういうのを『清洲会議』と呼ぶようになるんだろうな…」


「大丈夫ですよ。小田原でもっと酷い会議あったみたいですから」


親指を突き立て、得意な顔をした光秀。


「これより酷い会議って一体…?」


恐ろしくなる信長だった。




それからしばらく後。


特に何もしてないが、信玄の死によって信長包囲網は崩れた。


これにより勢力を回復しつつあったのだが…。



信長が都の本能寺に宿泊した時だった。


外の騒がしさに目を覚ました信長。


「信長様!謀反です!光秀の謀反です!」


蘭丸の言葉を聞き、外に出ると光秀が立っていた。


「…ブルー……光秀、お前もか!」


「今ブルータスって言おうとした!?」


「してない!断じてしてない!そんなテレビCMじゃあるまいし」


「ならいいんですが…。で、この謀反ごっこいつまでやります?本来ここに立つべきは藤吉郎かイエズス会か朝廷ですよ?」


「だからまた異説にふれて…。じゃあさ、俺がここで死んでないことにすればいいんじゃね?」


「それも異説ですよ…」


「…そうだな。なら、是非に及ばず。俺、死んだことにすっか」


こうして名目上織田信長は討ち死にし、織田天下布武組は衰退したのだった。

あ~、甲斐風林火山組決起集会の方が上手く書けた気がしますね~。



まぁ、これからもドンドン書きますので!



因みに、第2段は三国志でやるという無謀な挑戦です。


まだ書いてませんけど…。



これからもよろしくお願いします。

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