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二番槍 歴史を変えた謀反人

今回は明智光秀です。


一応小説なので、登場人物に「キャラ」を付けてみました。



あとがきで、史実について真面目に(?)書いていきます。

「みんな集まった?今日は楽しい連歌会だ!」


ここは京の愛宕あたご山。


明智光秀主催の連歌会が催されています。


「んじゃ、最初は俺ね!主催者だから!」


光秀は、連歌の第一句を読んだ。


「ときは今 あめが下知る 五月さつきかな」


見事な一句。


今日は5月30日。


今は雨が降っている5月である。


見事。


それに続けと家臣も歌を読んだ。



さて、翌日。


「おみくじ引くぞー!」


張り切る光秀。


「何が出るかな?何が出るかな?っと…」


凶。


「ま、こんなこともあるよね!もう一回!」


家臣は「金魚すくいかっ!」と突っ込みたくなりながらも光秀を見ていた。


光秀はもう一度おみくじを引いた。


「何が出るかな?何が出るかな?よっ…!」


凶。


「…。ままま!稀によくある!もう一度だ!」


家臣も呆れ気味。


ここまで運が悪いやつも見たことない。


光秀はもう一度おみくじを引いた。


「…何が出るかな?…そらっ!」


凶。


挿絵(By みてみん)


家臣が地味に期待していた奇跡をやってのけた。


「…。もう知らない!うわー!」


走ってどっか行ってしまった。


と、思ったら戻ってきた。

涙目で…。


「あのさ、君…。本能寺の堀ってどのくらい深いの?」


光秀が家臣に尋ねた。


「知りませんよ」


サラッと答えた家臣。


「そう…。うわー!」


またどっかに行ってしまった。


挿絵(By みてみん)



因みに、光秀が連歌会を開いたのは本能寺で「アレ」が起きる3日前のことでした。

本能寺の変の3日前、明智光秀は連歌会を開きました。



会場は京都の愛宕山だったそうです。


連歌っていうのは前の人が読んだ俳句に、次の人が俳句を続けるものです。


その一番最初を任されたのが光秀でした。


光秀は「ときは今 あめが下知る 五月かな」と読んだそうです。


実はこれ、本能寺の変の決意表明だとも取れるんです。


明智家の先祖は「土岐とき」という家でした。


それが、「あめが下知る」。

つまり、「天下に命令する」ことだと言われています。


「五月かな」は謎…。

私は知りません。


本能寺の変が6月2日。

連歌会がその3日前なので、ちょうど5月だったからでしょうか?



光秀は、愛宕山でおみくじを3回引いて、全て「凶」だったらしいです。


逆にミラクル!



さらに、「本能寺の堀はどのくらい深いのだろう…」と呟いたとする資料もあるんです。


因みに、愛宕山で読まれた連歌を収めた資料も現存します。




小説では、泣いてどっか行っちゃいましたが、そんなことはしていません(笑)



伊達と大友以外はそのままで面白い逸話が無くて…。


逆に言うとその2人は話題がつきません。

近々、紹介させていただきます。

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