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百六十六番槍 あの地は懐かしいか?

昨日…というか今日は寝たの5時半です。


ゲームってスゴい…。



今回は三国志です。


例によりトランペッターさん提供です。

魏の国が晋と呼ばれるようになって、まだ時間が経っていないころ。


晋の国で宴が催された。


BGMは蜀の曲。


そんな宴の場で司馬昭は、今は亡き劉備の息子であり、現劉家当主である劉禅に歩み寄り、質問した。


「どすか劉禅さん。この充実した時!昔の蜀を思いださないかい?」


キョトンとした劉禅。


「へ…?何言ってんだ?別に思い出さねーって!何故なら、今俺はサイコーに満足しているからな!」


そう言って劉禅はケラケラ笑った。



そんな劉禅を呆れた目で見ている男がいた。


郤正げきせいという、劉禅の家臣である。


「あの…劉様?仮に本心がそうだとしても『蜀か…。ギザなつかしす。帰りてー!蜀から一歩も出たくねー』くらい言ってくださいよ!いいですね?」


説教を食らってしまった劉禅。


「次聞かれたらな~」


適当に返事した。

聞かれることは無いと思っていたから。


しかし、その予想は崩れた。


「司馬昭様!劉様が、答えを間違ったと泣き出したのでもう一度質問していただけませんか?」


はっ…?

泣いてないよ…?


そう言い返したかったが、そんな暇無く司馬昭からの質問(二回目)が飛んできた。


「蜀を思いますな~。劉禅さん?」


「あぁ。思い出すなー。ギザなつかしす。帰りてー。家から出たくねー」


「何か微妙に間違ってる!?引きこもりみたくなっちゃったよ!」


郤正は突っ込みを入れてしまった。


しかし、司馬昭はそれに気付くことなく言い放った。


「まるで、郤正殿の意見のようですな~」


それを聞いた宴参加者は皆笑い転げた。



郤正は気付いた。


「それじゃ私が引きこもりみたいじゃん!」


しかし、その叫びを聞く者はいなかった…。

劉禅の幼名が阿斗で、「阿斗」という言葉は「バカ」を意味するらしいです。


阿斗=バカになったのはこの逸話のせいらしいですよ。



おめーいい加減戦国の逸話書けよこの阿斗!という苦情が来そうで怖いっす…。

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