十七番槍 東北の独眼竜3
今回もあの方を特集します。
いやぁ、ネタが入って来ないときの独眼竜!
よく晴れた昼下がり。
暖かな陽気が気持ち良い休日。
昼寝がしたくなるのは、お殿様も同じのようで…。
「ふぁあ~…。一眠りするかな…」
ここ奥州のお殿様、伊達政宗もお昼寝中。
(1567~1636)
暫くすると、天気が崩れて雨が降ってきた。
それに気付いた政宗の家臣。
「ああ!雨だ!政宗様がお風邪を引いたら大変だ!」
気を利かせて政宗を起こした。
「政宗様!雨です。お体が冷えてしまいますよ。暖かい場所にお布団を敷き直しますね」
すると政宗は起き上がった。
その手には日本刀が…!
それを見た家臣は一目散に逃げ出した。
「うああー!ま、政宗様!?」
「待て!おい待て!」
追ってくる政宗。
ついに家臣は追い詰められてしまった。
「はぁ…はぁ…。人がわざわざ気を利かせて起こして差し上げたというのに…!私を殺すというのなら…!いっそ!」
家臣は刀に手を掛けた。
「はぁ…はぁ…。おい…。何で逃げるんだよ…。気を利かせてもらったから、お礼にこの刀をあげようと思ったのに…」
家臣の誤解は解けた。
伊達政宗が昼寝をしていると、雨が降ってきました。
そこで、気を利かせた家臣が政宗を起こしました。
すると、政宗は刀を手に家臣を追いかけ始めました。
追い詰められた家臣は政宗と差し違える覚悟で、「何故追って来たのですか?」と聞いたそうです。
政宗は、「お前こそ褒美にこの刀をあげようと思ったのに何故逃げるんだ!」と言ったそうです。
そりゃ逃げるよ!
起こしただけで追いかけられるのはゴメンですね…。
そして安定しないあとがきの書き方…。
illustration:五円玉様
五分で描き上げたようです。
ありがとうございます!
肖像画タイプの挿絵は入れる場所をちょっと悩みます~。