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百五十八番槍 ごめんなさい!
自然消滅様が200話記念の絵を書いてくださっています!
楽しみですね!
「あの柿美味そう!盗んでやる!」
5歳になった加藤清正。
隣の家に成っていた柿が気になる様子。
「よっと!」
木に登ろうとしたその時だった。
ワンワン!
隣の家の犬に襲われた。
「なんだよっ!てめぇっ!おらっ!」
清正は犬を切ってしまった。
草履は犬との戦いで無くし、手や足には犬の返り血。
明らかに異様な清正。
しかし、この事件は見られていた。
清正の母親、いとに。
「清正!犬切ったでしょ!」
叱られる清正。
「…切ったよ」
「柿盗んだでしょ!」
「盗んでねーよ!」
盗みに関しては認めない清正。
するといとは、清正を父親の仏前に連れて行った。
「いい清正!お父様は常に天からお前を見ている!パチこいてると地獄行きだぞ!嘘をつくなよ!」
「…ゴメンよかーちゃん!」
いとに言われ、清正は猛省したのだった。
史実だと、果物としかかいておらず、柿かどうかはわかりません…。
清正が勇敢だったのは母の教えの影響も大きいのでしょうね!