175/606
百四十九番槍 子は宝…殺さないで…
只今、右目に眼帯してます。
奴を意識したわけじゃないです。
ものもらいとかいう、黄色ブドウ球菌が原因の病気になりました。
黄色ブドウ球菌ろくな仕事しねー…。
因みに、人間の皮膚に必ず居ますよ?
塩に強いのが特徴=涙で死なない…
たちが悪いっすな~…。
伊達政宗が結婚したのが、5年前。
今では家督も継いでいる。
なのに、何故?
子供が出来ない?
それなのに、私にはもうすぐ産まれる子供がいる。
これは、どういうことだろうか。
主君に子がいないのに、家臣の私には子が出来た。
これでは申し訳が立たない。
なら…いっそ殺してしまえ!ホトトギス!
伊達政宗の家臣、片倉景綱は生まれてもいない我が子を手にかける決心をした。
それを知った政宗。
慌てて手紙を書いた。
「景綱、どうかこの俺に免じて子供を殺さないでくれ!子供は宝だ!それより大切なものは無い!」
この手紙を貰い、景綱は思い止まった。
ものもらいになった腹いせに伊達政宗の逸話でした。
しかも同じ右目…。
というか、政宗にもいいところあるんですね。
子供は大切にするんですね~。