百四十四番槍 敵を斬るものなんでしょ?
晴美
「修学旅行!」
由佳
「まだ1カ所目から進んでないみたいですよ…」
乙葉
「というか、まさかの新キャラが『僕夏』のキャラと被るとかで焦ってましたよ」
鬨哉
「巫女さん設定と…名前まで被ったのはもはや軌跡なのでは?」
由佳
「楓か椛かさくらかあやめかで悩んだ結果、楓を取って後悔してましたね…」
晴美
「気になるなら今から変えれば!」
乙葉
「修正は大変だからそのまま行くそうですよ」
鬨哉
「なんか、名字違うから大丈夫って…」
晴美
「さっき聞き流したけど巫女さん設定なんだ…」
乙葉
「霊と話せると便利っていうのが理由らしいです」
晴美
「雑~…」
ワイワイキャッキャと子供たちが遊び声が響いている。
列の先頭を歩くのは立花宗茂。
大友宗麟の家臣、高橋紹運の子である。
子供ながら武勇に優れると評判だった。
「グルルル…。バウワン!」
子供たちを引き連れて遊び歩いていた宗茂の前に、突如として野犬が現れた。
明らかに敵意を剥き出しにする野犬。
怯える子供たち。
「…みんな、下がってて!」
宗茂だけは刀を抜いて野犬に挑んだ。
飛びかかる野犬。
「デリャ!」
宗茂はそれに峰打ちで応戦した。
犬は直ぐに逃げて行った。
このことは父の紹運にも伝わっていた。
「宗茂…。何故刀を抜いたのに斬らなかった?」
紹運は宗茂を呼び出して聞いた。
「だって…。太刀は敵を斬るためにあると聞いたから…」
「なんと…!」
とっさに刀を抜いたにも関わらず、無駄に生き物を殺さなかった我が子に、紹運は涙を流した。
しかし…。
「確かに素晴らしい判断だぞ、宗茂。けどな、将来その才能を他人に自慢したりは絶対にしてはいけないぞ!」
紹運は宗茂にそう言い、調子にのらないように戒めたのだった。
東の忠勝、西の宗茂で有名な宗茂でした。
無益な殺生は避ける!
宗茂らしいですよね~。
犬に襲われるとか…。
最近野犬を見ませんね~。
昔は見たとかそういうことではないですが…。
何やら携帯がネットに上手く繋げなくて3日以内の更新ができませんでした…。
auしっかりしなさい!