百四十番槍 このダメ主君がっ!!
今日、中国人の友達にどこから来たのか聞きました。
答えは満州。
「満州知ってる?戦争の…」
と言われたので。
言葉遮って涙目で謝罪しました。
「ごめん!ホントごめん!」
本人はキョトンとしてました。
歴史は楽しいだけじゃないんです。
…戦争はダメです。
(戦国時代の戦はカモーン!ですが)
「勝てねーから!止めなさいって!」
「いや勝てるね!俺つえーし?親父が落とせなかった高天神城落としたし?」
織田信長と徳川家康の連合軍との戦が目前まで迫る長篠。
そこで山県昌景は、主君の武田勝頼に武田の不利を伝え、戦をしないように説得していたのだが…。
「俺つえーし、負けねーって!織田なんて雑魚~」
勝頼は全く聞く耳持たず。
戦が始まってしまった。
「まだ…今ならまだ間に合う!」
そう思い昌景は戦のさなかにもう一度勝頼を説得した。
しかし…。
「人間いくつになっても命は惜しいのだな」
「なっ…!!」
勝頼は昌景をバカにしたのだ。
これが頭に来た昌景。
「…もういい!俺らはこれから敵に突っ込んで討ち死にする!勝頼も討ち死にしやがれ!」
そう叫んで馬に跨った。
「ダメだあの馬鹿主君!犬に説教するようなもんだった!みんな揃って討ち死にだ!」
そう大声で叫びながら自陣を出て行ったのだった。
勝頼のダメっぷり…というか。
私の中の勝頼はあんな性格です。
「俺つえーし!」みたいな。
山県さんは好きです。
よっぽど怒ってたんだろうなぁ…。