百三十九番槍 この女にも負けるのか…
「僕と君の夏休み」というフリーゲームをやりました。
幽霊ルートに入ったらもう泣けちゃって…。
恋って素晴らしいわ~と思いつつも、大切な人が離れていく辛さが堪らない…。
失うのが怖いから私は恋はしません!
と思ってたんですが、最近…。
あぁ~…助けてぇ~…。
徳川家康の正室である築山殿の世話役だったお万は、その身分にも関わらず家康の子供を産んだ。
しかし、その子は世間から嫌われている双子。
片方の子は産まれて直ぐに亡くなった。
生き延びた方の子は、結城秀康と名付けられた。
正室の子でない上に、双子。
家康は実の子でありながら秀康を嫌った。
それは、生まれながらにして天下人になる可能性を絶たれたに等しかった。
そんな秀康が24歳の頃、京の街で歌舞伎の開祖である女性、阿国の歌舞伎を見た。
「阿国!その水晶な首飾りは見苦しいぞ。これを掛けよ」
そう言って秀康は自らの珊瑚の首飾りを阿国に手渡した。
そして歌舞伎が始まった。
ずっと黙って見ていた秀康だったが、講演が終わると感想を語った。
「阿国は世の中の女性の中で天下一だと言われている…。この俺は、天下人になり損ねたのだ…。この女にすら劣るなんて、無念でたまらん…」
そう言って涙を流したのだった。
結城秀康の逸話でした。
家康の隠し子でしたっけ?
これ、考えてみたらとんでもなく女性に対して失礼な逸話ですよね。
女にすら劣るのか~って…。
失礼な奴だわ~…。