百三十番槍 無理…それだけは無理…
眠い…。
最近不眠スキル上昇することが多い気がします…。
「うわ~!あの子めっちゃカッコいい!ねぇ、政宗殿?あの子1日貸してくれない?」
小早川秀秋は、伊達政宗に家臣を貸してくれないか聞いた。
というのも、秀秋は一目惚れしてしまったのだ。
伊達軍軍師、片倉景綱の息子である重長に!
実は重長。
容姿端麗で、衆道の秀秋が惚れるのも無理は無かった。
頼まれたので、政宗は重長に秀秋のもとへ行くように命令した。
「重長!一晩、小早川殿のもとへ行き男色の相手をせよ!」
「……は?」
あまりにおかしな命令に、重長はフリーズした。
そして…。
「嫌だぁぁぁあああ!!!」
全力で逃亡した。
「待て重長!ただ一夜のことじゃないか!主君の命令であれば親の首すら切るものだろう!」
政宗の恐ろしい説得も聞かず、全力で逃亡を続けた。
「俺は男には興味無いわい!女子とか美少女とか女の子とかヒロインとか魔法少女とか、そういうのが好きなんだよー!」
そう叫びながら東副寺に逃げ込んだ。
寺に籠もった重長が、秀秋のもとに行かされたかどうかは、各自想像してほしい。
もちろん、最後の重長のセリフはただのネタです。
実はこの逸話、重長が秀秋のとこに行ったかどうかについては伝わっておりません。
ただ、秀秋に気に入られて夜伽の相手をさせられかけたって逸話です。
そりゃ逃げるよね…。
しかし…。
政宗の説得が怖すぎる…。
親の首って…。