表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/607

百二十五番槍 これがサイコーに侘びってる

この話が150話目なんですね。



久々のギャグいきます!


サブタイトルの「侘びってる」は戦国鍋TVネタ…。

ある日のこと。


茶の湯で有名な千利休は、茶室に女性を連れ込んだ。


その様子を見ていた妻のおりき。


いつまでも茶室から出て来ない夫にガマンの限界を迎えた。


「何なのあいつ!私がいるのに茶室に女連れ込んで出て来ないなんて!」


怒ったおりきが手にしたものは…。


「これがわしのお気に入りなんじゃ~」と、利休が大切にしていた黒い地味な茶碗。


一般人から見れば地味だが利休から見れば侘びってるらしい。


因みに、秀吉からはえらく不評。


おりきは、その大切な茶碗(秀吉からは不評だが、城一つ買える価値がある)を全力でぶん投げて叩き割った。


「はっ!ざまぁ!私の攻撃はまだまだ続くぜ!」


すると今度は剪定ばさみを手に、庭へ赴いた。


「こんな庭…。こうだっ!」


利休が長年かけて整備した庭の木を刻み込んだ。


「あははは!は~スッキリした!」


こうしておりきの復讐はやり遂げられた。



茶室から出てきた利休。


割られた茶碗を見て涙目である。


かけらを丁寧に拾い上げ、漆で修復した。


といってもチグハグなのは隠せていないが…。


「…これが、最高の侘びなんだ…」


泣きながら呟いた利休の言葉は、もはや慰めにしか聞こえなかった。

利休必死のごまかしが「これが侘びの極みである」でした。


今で言うと、ボンドで直した的な感じですね。


置物落っことして割って、ボンドで直して「これが良いんだ」。


いや、ダメでしょ…。


利休もなかなかやるね~…。


というか、おりき怖い…。


嫉妬心はヤバいっすな…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ