百二十三番槍 いや言われてねーし…
一人称小説って書きやすいですね~。
今度の旅行記は一人称でいってみようかな…?
晴美目線と乙葉目線で…。
そして話は変わりますが、馬小屋で生まれたのって聖徳太子でしたっけ?それもとキリストでしたっけ?
遠征から帰宅する福島正則とその家臣が、帰路で船に乗ることとなった。
福島家では特別なルールがあり、身分が低い人間は木綿に着替えることになっていた。
因みに、今船の中では宴の真っ最中。
よって福島正則、泥酔。
これは最悪の事態を意味するのだ…。
「おい!さっきあれだけ木綿に着替えろと命令したのに、未だに指示が通ってないのは何故だ!」
突然正則がキレた。
キレた勢いで家臣の柘植清右衛門を呼び出し、叱りつけたのだ。
清右衛門にそんな命令を受けた記憶は無い。
「あの…。そんな命令受けてないっすよ…」
当然そう言ったのだが…。
「なんだと!俺の命令に背くと言うのか!?貴様!ふざけんなよ!!」
酔っぱらっている正則が人の話を聞く訳もなく。
ついには…。
「もういい!腹切れ貴様ぁ!さもなくば俺は船から降りない!」
そう言い出した主君に、清右衛門は腹を切るより無かった。
翌日。
「うう~…。二日酔いでキモい…。清右衛門~!清右衛門来てくれ~!」
正則は昨日のことは全て忘れていて、清右衛門を呼ぼうとした。
当然来るわけがない。
そのことを疑問に思い、正則は家臣に訪ねた。
「清右衛門は昨日腹を切りましたよ。かくかくしかじかで…」
家臣は昨日の惨劇を説明した。
「…うそ…だろ?おい!清右衛門…!うあーーー!」
正則は大声で泣いて後悔したのだった。
この逸話…。
あ~これだから酔っ払いは…。
酔って切腹させるとかとんでもない酒癖の悪さですよね…。
地に見にこの逸話、書きだしたのは二日前です。
実はですね、柘植清右衛門の「柘」が携帯で変換しても出なくてですねぇ…。
結局パソコンで「柘榴」って入れて解決しました。
「柘」は訓読みで「やまぐわ」、音読みで「シャ」と読みます。
使わないしこんな漢字…。