表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/606

百八番槍 雨の日の傘

今日は帰りが夜11時になりそうです。


サークルが延びました…。


最終のスクールバスの中からサラッと書きます。


…なんでこんなに混んでんの?

徳川家康と豊臣秀吉が争った小牧長久手の戦い。


秀吉の養子である秀次は、徳川軍にかなわぬと判断して敗走した。


「くそっ!馬は…馬は無いのか!?」


敗走するにも馬が無い。


仕方なく、自分の足で逃げることにした。



すると、秀次の横を走り去る馬がいた。


乗っているのは誰だろう。


しかし、このようなところにいるのは自分と同じ敗走者。


なら、秀次より偉い人間などそうそう居ないのである。


よし、あいつの馬を奪えば逃げれる!


そう思った秀次は、馬の騎手に叫んだ。


「おいっ!馬をよこせ!!」


すると、馬上から男が秀次を睨んだ。


「げっ!才蔵!貴様、この私を置いて逃げるとは!ふざけるな!」


なんと秀次が負けるのを見るや否や、真っ先に逃げた家臣の可児才蔵であった。


よくも置いて逃げたな!


秀次は怒りに任せて才蔵に怒鳴った。


しかし…。


「この馬は、雨の日の傘だから!」


そう叫んで、止まることなく才蔵は走り去っていった。



「くそっ!なんだあいつは!もうクビだ!」


秀次は才蔵をクビにしたが、本人は主君を変えるいい機会だと喜んだ。

笹の才蔵の逸話でした。


今日は本当にサラッと書かせていただきました…。


ストーリー性は皆無ですよね…。



えと…。

笹の才蔵。


簡単に言うと、戦が異常に強かった人。


主君がコロコロ変わった人ですね。


どのくらい強いのかというと、関ヶ原の戦いで17人討ち取ったくらい…。


敗走中の秀次の横を馬で駆け抜け、「雨の日の傘に候」と言ったらしいです。


意味合い的には、「雨の日の傘のように、この馬は手放せないものなので主君にも譲れない」だそうな。


肝が据わった武将でした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ