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九十二番槍 幻術師VS鉄の精神

明日卒業式です。


高校生活最後の投稿となりますが、ハッキリ言ってこの小説には何の影響もありません。

ここは幻術師として名高い、果心居士(かしんこじの家。


今日は、彼の友達である松永久秀が遊びに来ていた。


その日の夜。


「俺は無敵!戦場で一度も恐怖を感じたことないんだぜ!この俺を恐がらせてみろ!」


調子に乗った久秀は、果心居士にそう言った。


すると果心居士は…。


「ホウ…?では、お前以外の奴らは外に出て待ってろ。明かりも消せ」


久秀は付き添い人を部屋から出し、言われた通りに明かりを消した。


すると…。


外が突然暗くなった。

月明かりが消えたのだ。


さらに強風が吹き荒れ、豪雨になった。


さながら、嵐や台風のように景色が一変したのだ。


ふと、ただならぬものを感じ、外を見た久秀。


「!?」


そこには、ずぶ濡れの髪の長い女が立っていた。


「だ、誰だお前は?」


久秀が聞いた。


「うぅ…お前を…許さ…ない…」


苦しむように、呻くように。


言葉を発したその女の顔をみた久秀は、青ざめた。


「……お、おま…お前は…おい!うそだろ!?」


久秀が恐怖するのも無理はない。


なんと外に立っていたその女は、5年以上前に死んだはずの久秀の妻だった。


「許さない…許さない…」


迫り来る恐怖。


「も…もう止めよ!」


ついに叫んだ久秀。


すると、その瞬間嵐は嘘のように収まった。


目の前には、ドヤ顔の果心居士がニンマリしながら座っていた。

恐っ…!


幻術って恐ろしいですね…。


因みに、果心居士が修行したのが奈良の興福寺なんですよ!



果心居士のしてやったりな顔が浮かぶ逸話でした。




果心居士…読めるかっ!

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