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八十八番槍 黒人騒動

乙葉

「次の私たちの出番はいつなんでしょう…」


晴美

「現在進行系で書いてるみたいだぞ」


由佳

「行き先が残念過ぎますけどね…」


乙葉

「高校の修学旅行で行ったとこ、書けばいいのに…。写真はあるんですから…。写真は…」


晴美

「資料が…ね…」


由佳

「今書いてるのは、お城じゃないんですよ!」


乙葉

「なんと…!」

京の南蛮寺。


そこに、宣教師であるヴァリニャーノは家来とともに滞在していた。


「コノチョウシデ、ドンドンキリシタン、フヤスノヨ!」


「ハハ!」


しばし談笑し、くつろいでいたヴァリニャーノたちだったが…。


ドン!バキッ!

ギャー!


外でとんでも無い音がした。


「ナンダロネ?ミテキテ!」


「アイヨ!」


家来が寺の外に出ると、とんでも無い量の人、人、人。


さっきの音は、寺の門が壊れた音らしい。


家来が状況を把握する前に、人々は一斉に歓声をあげた。


「すげー!あれが…黒人?」


「身長高いねぇ!180センチ超えてるよあれ!」


「あれ、化粧とかじゃなくて肌の色?」


人々は、ヴァリニャーノが連れていた家来に黒人がいることを聞きつけて南蛮寺に殺到したのだった。




その騒ぎを知った織田信長。


「そんなやつがいるのか!よし!俺も会ってみたいぞ!」


信長はそう言うと、早速その黒人を呼び寄せた。



「うわっ!デカくて黒い…。でもそれ、何か塗っただけだろ~!よし、服を脱げ!」


上半身裸になった黒人を、一生懸命洗ったが、当然ながら色は変わらず。


「ほう。本当に黒いのか…」


特に驚きもせず、信長はただ黒人の肌に見入っていた。


「よし!お前俺の家臣になれ!ヴァリニャーノ、構わないか?」


信長は、黒人が欲しいと言い出した。


「イイデスヨ!」


ヴァリニャーノもこれを快諾。


晴れて黒人は信長の家臣となった。


「そうな…。では、名前を授けよう…。弥介…。うん!弥介だ!」


「ヤスケ…。ハイッ!アリガタク!」


こうして、信長は黒人までも家臣にした。


因みに、本能寺の変の際にも、弥介はいた。

南蛮寺の門が壊れたとき、怪我人出たみたいです。


門壊れるくらいの人が殺到したって凄いですね。


弥介。

身長180センチ(当時の平均身長は155センチくらいだったと思います。うろ覚えでゴメンナサイ…)は、デカいですよね~。


そして肌が黒い。


洗っても黒い。


信長が欲しがるわけですわ。

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