八十七番槍 あれじゃなきゃヤだ!
今日、インフルを無視して車運転して出かけました。
途中、「山吹の里」の看板見つけてテンション上がりました。
太田道灌ゆかりの地ですね。
寄りたかったな~…。
もうちょっとしたら、越生梅林も見頃になると思うので、その時期にでも。
山吹の見頃は知りません…。
深夜。豪雨。
そんな状況の中、佐竹義重は、蘆名盛氏が配下に置く大里城を攻めていた。
「雨で地面がぬかるんでるっぺ。夜だから足元も見えね。気をつけるんだっぺよ」
注意を促した義重だったが、注意すべきものは足元ではなかった。
「敵襲!敵襲!田村清顕、寝返った様子!」
佐竹に味方していた清顕が寝返り、夜襲を仕掛けてきた。
雨に暗闇。状況が悪すぎる。
佐竹軍は混乱を極めた。
「…仕方ない。撤退するっぺ」
義重は馬に跨った。
しかし…。
「あーっ!采配落としたっぺ!」
義重、大騒ぎ。
「采配くらいいいですよ!それより早く!もう敵は目の前まで来てますよ!」
家臣が撤退を促すも…。
「勝ち負けは戦には付き物だけど、采配が無いともう指揮できねーっぺ!」
はぁ…。
仕方なく家臣達は采配を探し始めた。
「采配…采配…。無いよ采はグワッ!」
そのせいで、次々と討ち死にしていく家臣達。
「敵はすぐそこじゃないかっ!采配~…采配はまだ見つからないっぺか?」
焦る義重。
すると…。
「あ、ありました…よ?べ、別に、義重様のために必死で探したわけじゃ…ただ、偶然…見つけただけで…」
ようやく義重の手に采配が戻った。
「やっと見つけたっぺね…。よし、撤退!」
義重が持ち帰った采配は、家臣がとっさに持って来た、義重が落としたのとは違う物だったのだが、義重本人は気付かなかった。
おい佐竹なにやってんだ。
「~っぺ」は東北訛りをイメージしました。
あくまでイメージしただけです。
方言は好きですが詳しくないので…。
采配渡した家臣をツンデレ風味にしたのも意味はありません。
私がツンデレ好きってわけでもないですよ…?
ホントですよ?
佐竹義重は、落として無くした采配を家臣に探させました。
討ち死にするで…?
もしあの場で家臣が別の采配を渡してなかったら歴史変わってましたね!
何でそんなに采配一つにこだわったんでしょうか…?
刀ならともかく…。
謎です…。




